保守プロセス(是正保守・予防保守・適応保守・完全化保守)とは?
保守プロセス(是正保守・予防保守・適応保守・完全化保守)とは、是正保守は発生した障害の修正、予防保守は潜在的な障害の顕在化前の対処、適応保守は環境変化(OS更新、法改正)への追随、完全化保守は性能や保守性の改善。保守で実際にソフトウェアを修正するときは、開発・実装のプロセスを起動して行う。
応用情報技術者試験の過去問では4回出題されています(2019年度〜2023年度)。
ほしゅぷろせす
保守プロセス(是正保守・予防保守・適応保守・完全化保守)の意味
是正保守は発生した障害の修正、予防保守は潜在的な障害の顕在化前の対処、適応保守は環境変化(OS更新、法改正)への追随、完全化保守は性能や保守性の改善。保守で実際にソフトウェアを修正するときは、開発・実装のプロセスを起動して行う。
保守プロセス(是正保守・予防保守・適応保守・完全化保守)の具体例
消費税率改定への対応は適応保守、応答時間改善のためのSQL見直しは完全化保守。
保守プロセス(是正保守・予防保守・適応保守・完全化保守)は試験でどう引っ掛けられる?
保守だからといって開発プロセスを省略してよいわけではない。修正は開発プロセスを呼び出して品質を担保する。
保守プロセス(是正保守・予防保守・適応保守・完全化保守)と関連する用語
保守プロセス(是正保守・予防保守・適応保守・完全化保守)が出た過去問
オペレーティングシステムの更新によって、既存のアプリケーションソフトウェアが正常に動作しなくなることが判明したので、正常に動作するように修正した。この保守を何と…
正解:適応保守
要点:適応保守はOSなど環境の変化に合わせてソフトを修正すること
適応保守は、OSやハードウェア、法制度など、ソフトウェアを取り巻く環境の変化に合わせてソフトウェアを修正する保守である。OSの更新によって動かなくなったアプリケーションを動くように直す作業はまさに環境変化への適応であり、これに該当する。
出典:令和1年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問48(IPA)ソフトウェア保守で修正依頼を保守のタイプに分けるとき、次のa〜dに該当する保守のタイプの、適切な組合せはどれか。 〔保守のタイプ〕保守を行う時期と修正依頼の分類…
正解:a:予防保守、b:完全化保守、c:是正保守、d:適応保守
要点:予防・完全化・是正・適応の4類型は時期と訂正/改良で決まる
JIS X 0161の保守類型では、障害が顕在化する前に行う訂正が予防保守、同じく顕在化前に行う改良(性能・保守性の向上)が完全化保守、発見された問題を直すのが是正保守、環境の変化に合わせるのが適応保守である。この対応にあてはめるとa:予防保守、b:完全化保守、c:是正保守、d:適応保守となる。
出典:令和2年度 10月 応用情報技術者試験 午前 問48(IPA)問題は発生していないが、プログラムの仕様書と現状のソースコードとの不整合を解消するために、リバースエンジニアリングの手法を使って仕様書を作成し直す。これはソフト…
正解:完全化保守
要点:保守性向上を狙った修正は完全化保守に分類される
JIS X 0161ではソフトウェア保守を、是正・予防・適応・完全化の4つに分類する。完全化保守は、引渡し後のソフトウェアの性能や保守性を改善するために行う修正で、障害の発生とは無関係に実施される。仕様書とコードの食い違いを解消して以後の保守をしやすくする作業は、この完全化保守に当たる。
出典:令和4年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問48(IPA)問題は発生していないが、プログラムの仕様書と現状のソースコードとの不整合を解消するために、リバースエンジニアリングの手法を使って仕様書を作成し直す。これはソフト…
正解:完全化保守
要点:完全化保守は障害がなくても行う保守性・性能の改善
完全化保守は、障害が起きていないソフトウェアに対して、性能や保守性を改善するために行う保守である。仕様書とソースコードの不整合を解消して文書を整備する作業は、将来の保守作業をしやすくするための品質向上であり、完全化保守に分類される。故障の修正は是正保守、環境変化への対応は適応保守、潜在的な障害の予防は予防保守である。
出典:令和5年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問48(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。