ソフトウェア保守とは?
ソフトウェア保守とは、稼働後のソフトウェアに手を加える活動。是正保守(顕在化した障害の修正)、予防保守(潜在的な欠陥の事前修正)、適応保守(環境変化への追随)、完全化保守(性能改善や機能改良)の4つに分類される(JIS X 0161)。
応用情報技術者試験の過去問では3回出題されています(2020年度〜2023年度)。
そふとうぇあほしゅ
ソフトウェア保守の意味
稼働後のソフトウェアに手を加える活動。是正保守(顕在化した障害の修正)、予防保守(潜在的な欠陥の事前修正)、適応保守(環境変化への追随)、完全化保守(性能改善や機能改良)の4つに分類される(JIS X 0161)。
ソフトウェア保守の具体例
OSやミドルウェアの版数更新に合わせた改修は適応保守、応答時間を短縮するための改善は完全化保守、他システムで見つかった同種の不具合を先回りして直すのは予防保守にあたる。
ソフトウェア保守は試験でどう引っ掛けられる?
4分類の当てはめが頻出で、特に予防保守(まだ障害が出ていない)と是正保守(既に出た)、適応保守(外部環境の変化)と完全化保守(品質・機能の向上)の境目が問われる。総所有コストの大半は保守が占める。
ソフトウェア保守と関連する用語
ソフトウェア保守が出た過去問
ソフトウェア保守で修正依頼を保守のタイプに分けるとき、次のa〜dに該当する保守のタイプの、適切な組合せはどれか。 〔保守のタイプ〕保守を行う時期と修正依頼の分類…
正解:a:予防保守、b:完全化保守、c:是正保守、d:適応保守
要点:予防・完全化・是正・適応の4類型は時期と訂正/改良で決まる
JIS X 0161の保守類型では、障害が顕在化する前に行う訂正が予防保守、同じく顕在化前に行う改良(性能・保守性の向上)が完全化保守、発見された問題を直すのが是正保守、環境の変化に合わせるのが適応保守である。この対応にあてはめるとa:予防保守、b:完全化保守、c:是正保守、d:適応保守となる。
出典:令和2年度 10月 応用情報技術者試験 午前 問48(IPA)問題は発生していないが、プログラムの仕様書と現状のソースコードとの不整合を解消するために、リバースエンジニアリングの手法を使って仕様書を作成し直す。これはソフト…
正解:完全化保守
要点:保守性向上を狙った修正は完全化保守に分類される
JIS X 0161ではソフトウェア保守を、是正・予防・適応・完全化の4つに分類する。完全化保守は、引渡し後のソフトウェアの性能や保守性を改善するために行う修正で、障害の発生とは無関係に実施される。仕様書とコードの食い違いを解消して以後の保守をしやすくする作業は、この完全化保守に当たる。
出典:令和4年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問48(IPA)問題は発生していないが、プログラムの仕様書と現状のソースコードとの不整合を解消するために、リバースエンジニアリングの手法を使って仕様書を作成し直す。これはソフト…
正解:完全化保守
要点:完全化保守は障害がなくても行う保守性・性能の改善
完全化保守は、障害が起きていないソフトウェアに対して、性能や保守性を改善するために行う保守である。仕様書とソースコードの不整合を解消して文書を整備する作業は、将来の保守作業をしやすくするための品質向上であり、完全化保守に分類される。故障の修正は是正保守、環境変化への対応は適応保守、潜在的な障害の予防は予防保守である。
出典:令和5年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問48(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。