TCO(総所有費用)とは?
TCO(総所有費用)とは、システムの導入費用(初期費用)だけでなく、運用・保守・教育・廃棄などにかかる費用まで含めた、システムの導入から使用終了までに発生する総費用。導入コストの安さだけで判断すると、運用後に想定外のコストがかかる場合がある。
応用情報技術者試験の過去問では2回出題されています(2017年度〜2019年度)。
てぃーしーおー
TCO(総所有費用)の意味
システムの導入費用(初期費用)だけでなく、運用・保守・教育・廃棄などにかかる費用まで含めた、システムの導入から使用終了までに発生する総費用。導入コストの安さだけで判断すると、運用後に想定外のコストがかかる場合がある。
TCO(総所有費用)の具体例
初期導入費用が安いパッケージ製品でも、保守費用や運用にかかる人件費が高ければ、3年間の総所有費用で比較すると初期費用が高い別の製品のほうが安く済む場合がある。
TCO(総所有費用)は試験でどう引っ掛けられる?
初期導入費用(イニシャルコスト)だけを指すのではなく、運用・保守・教育・廃棄までの費用を含む。またTCOは費用側だけを積み上げた額で、投資対効果を表す指標ではない。効果と比べて判断する場合はROIや投資回収期間を別に使う。
TCO(総所有費用)と関連する用語
TCO(総所有費用)が出た過去問
新システムの開発を計画している。提案された4案の中で,TCO(総所有費用)が最小のものはどれか。ここで,このシステムは開発後,3年間使用されるものとする。
正解:C案
要点:TCOは初期費用に使用年数分の年間費用を加えて比較する
TCOは初期費用と3年分の運用費用の合計で比較する。初期費用(ハードウェア+開発+教育)に、年間費用(ネットワーク+保守+運用)の3年分を足すと、A案161、B案172、C案153、D案157(単位:百万円)となり、C案が最小である。
出典:平成29年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問56(IPA)TCOの算定に当たって、適切なものはどれか。
正解:利用部門におけるシステム利用に起因する、埋没原価などの見えない費用も考慮する。
要点:TCOは導入費だけでなく利用部門の見えない運用費まで含めた総費用
TCO(総所有費用)は、導入費用だけでなく、運用・保守や利用に伴う費用まで含めた、システムを所有する全期間の総コストです。利用部門で発生するトラブル対応や自己学習といった、帳簿に現れにくい見えない費用も算定に含めるのが本来の考え方です。
出典:令和1年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問62(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。