予防保守とは?
予防保守とは、潜在的な障害が顕在化する前に検出し、あらかじめ取り除いておく保守。稼働中は問題が表面に出ないため後回しにされやすく、劣化や期限切れを定期的に点検して計画的に手を打つ仕組みが備わっているかが監査で問われる。
応用情報技術者試験の過去問では2回出題されています(2020年度〜2023年度)。
よぼうほしゅ
予防保守の意味
潜在的な障害が顕在化する前に検出し、あらかじめ取り除いておく保守。稼働中は問題が表面に出ないため後回しにされやすく、劣化や期限切れを定期的に点検して計画的に手を打つ仕組みが備わっているかが監査で問われる。
予防保守の具体例
サポート終了が半年後に迫るミドルウェアや、有効期限が近づいた証明書を一覧で管理し、期限の90日前に更新作業を起票する運用とする。監査では一覧の網羅性を資産台帳と突き合わせ、管理から漏れた機器が無いかを確かめる。
予防保守は試験でどう引っ掛けられる?
障害が起きていない領域だから監査の対象外、とはならない。予防保守が行われていない状態はまだ表面化していないリスクであり、指摘の根拠は障害の実績ではなく点検の仕組みの欠如に置く。
予防保守と関連する用語
予防保守が出た過去問
ソフトウェア保守で修正依頼を保守のタイプに分けるとき、次のa〜dに該当する保守のタイプの、適切な組合せはどれか。 〔保守のタイプ〕保守を行う時期と修正依頼の分類…
正解:a:予防保守、b:完全化保守、c:是正保守、d:適応保守
要点:予防・完全化・是正・適応の4類型は時期と訂正/改良で決まる
JIS X 0161の保守類型では、障害が顕在化する前に行う訂正が予防保守、同じく顕在化前に行う改良(性能・保守性の向上)が完全化保守、発見された問題を直すのが是正保守、環境の変化に合わせるのが適応保守である。この対応にあてはめるとa:予防保守、b:完全化保守、c:是正保守、d:適応保守となる。
出典:令和2年度 10月 応用情報技術者試験 午前 問48(IPA)問題は発生していないが、プログラムの仕様書と現状のソースコードとの不整合を解消するために、リバースエンジニアリングの手法を使って仕様書を作成し直す。これはソフト…
正解:完全化保守
要点:完全化保守は障害がなくても行う保守性・性能の改善
完全化保守は、障害が起きていないソフトウェアに対して、性能や保守性を改善するために行う保守である。仕様書とソースコードの不整合を解消して文書を整備する作業は、将来の保守作業をしやすくするための品質向上であり、完全化保守に分類される。故障の修正は是正保守、環境変化への対応は適応保守、潜在的な障害の予防は予防保守である。
出典:令和5年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問48(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。