ユーザビリティとは?
ユーザビリティとは、特定の利用者が特定の状況で目標を達成する際の、有効さ・効率・満足度の度合い(ISO 9241の定義)。使いやすさを主観的な印象ではなく、達成率、所要時間、エラー回数といった測定可能な指標で評価する点が要点になる。
応用情報技術者試験の過去問では7回出題されています(2016年度〜2025年度)。
ゆーざびりてぃ
ユーザビリティの意味
特定の利用者が特定の状況で目標を達成する際の、有効さ・効率・満足度の度合い(ISO 9241の定義)。使いやすさを主観的な印象ではなく、達成率、所要時間、エラー回数といった測定可能な指標で評価する点が要点になる。
ユーザビリティの具体例
申込みフォームの改善効果は、被験者に実際の申込みをさせて完了率と所要時間を測ることで確認する。ヒューリスティック評価で専門家が指針との照合を行う方法と、実利用者によるユーザビリティテストは、見つかる問題の性質が異なる。
ユーザビリティは試験でどう引っ掛けられる?
アクセシビリティは「多様な心身の特性や環境でも利用できるか」、ユーザビリティは「その利用者にとってどれだけうまく使えるか」。定義に「特定の利用者・特定の状況」が入っている点が重要で、万人に共通の絶対値ではない。
ユーザビリティと関連する用語
ユーザビリティが出た過去問
非機能要件の使用性に該当するものはどれか。
正解:4時間以内のトレーニングを受けることで、新しい画面を操作できるようになること
要点:使用性は習得しやすさや使いやすさに関する非機能要件
非機能要件の使用性(ユーザビリティ)は、利用者がシステムをどれだけ習得しやすく、間違いなく効率的に使えるかに関する要件である。短時間の訓練で操作できるようになるという習得しやすさの基準は、まさに使用性に当たる。処理時間は性能・拡張性、移行時間は移行性、災害時の復旧時間は可用性の要件に分類される。
出典:令和4年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問65(IPA)システムの要件を検討する際に用いるUXデザインの説明として、適切なものはどれか。
正解:システムを利用する際にシステムの機能が利用者にもたらす有効性、操作性などに加え、快適さ、安心感、楽しさなどの体験価値を重視する設計思想のこと
要点:UXデザインは操作性に加え快適さなど体験全体の価値を高める
UX(ユーザーエクスペリエンス)デザインは、機能の有効性や操作性といった実用面に加え、利用の前後も含めて利用者が得る快適さ、安心感、満足感といった体験全体の価値を高めることを目指す設計思想である。画面の使いやすさ(ユーザビリティ)より広い概念である点が要点となる。
出典:令和6年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問65(IPA)使用性(ユーザビリティ)の規格(JIS Z 8521:1999)では,使用性を,“ある製品が,指定された利用者によって,指定された利用の状況下で,指定された目的…
正解:インタビュー法
要点:満足度は主観なので利用者への聞き取りで評価する
満足度は利用者の主観的な感じ方であり、操作ログや作業時間の測定では捉えられない。利用者本人に直接尋ねるインタビュー法やアンケートが適した評価方法である。
出典:平成28年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問25(IPA)ユーザインタフェースのユーザビリティを評価するときの、利用者の立場からの評価手法と専門家の立場からの評価手法の適切な組みはどれか。
正解:思考発話法/ヒューリスティック評価法
要点:思考発話法は利用者による評価、ヒューリスティック評価は専門家による評価
思考発話法は、利用者に操作しながら考えていることを声に出してもらう手法で、実際の利用者を対象とする評価です。一方ヒューリスティック評価法は、ユーザビリティの専門家が経験則(ヒューリスティックス)に照らして問題点を指摘する手法です。この組合せが利用者側・専門家側として正しく対応します。
出典:令和1年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問24(IPA)ユーザインタフェースのユーザビリティを評価するときの、利用者が参加する手法と専門家だけで実施する手法との適切な組みはどれか。
正解:利用者が参加する手法:思考発話法/専門家だけで実施する手法:ヒューリスティック評価法
要点:思考発話法は利用者参加、ヒューリスティック評価は専門家
思考発話法は、利用者に操作しながら考えていることを声に出してもらい、つまずきの原因を探る手法で、実際の利用者の参加が前提となる。一方ヒューリスティック評価法は、ユーザビリティの経験則(原則)に照らして専門家が画面を点検する手法で、利用者を集めずに実施できる。認知的ウォークスルー法も専門家が利用者の行動を想定してたどる手法である。
出典:令和4年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問24(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。