ボット・ボットネットとは?ぼっと・ぼっとねっと
ボット・ボットネットとは、攻撃者の指令を受けて動くよう感染端末に仕込まれるマルウェアがボット、それに感染した多数の端末がC&Cサーバを介して束ねられた集合がボットネットである。個々の端末では目立たない量の通信でも、数万台が同時に動けばDDoS攻撃やスパム送信、認証情報の総当たりの実行基盤になる。
最終更新:2026-10-06
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攻撃者にとって手元の回線と計算資源は有限で、送信元が1か所なら遮断も特定も容易い。他人の端末を借り集めれば規模と分散を同時に手に入れられ、追跡は末端の利用者で止まる。この経済的な理由から、破壊ではなく居座って指令を待つ型のマルウェアが主流になった。対策が端末の駆除だけでなく、C&Cとの通信の遮断や出口対策へ広がるのはこのためである。
具体例
家庭用ルータやネットワークカメラのようなIoT機器は、24時間電源が入り、初期パスワードのまま設置されがちで、利用者が挙動の異常に気付きにくい。ボットの寄生先として条件がそろっているため、総務省とNICTのNOTICEは、インターネット側から機器へ試験的にログインを試みて、脆弱な設定の機器の利用者へ注意喚起する取組みを行っている。
試験での引っ掛け
感染端末の利用者は被害者であると同時に攻撃の踏み台という加害者側にも立つ、という二面性が問われる。ワームやウイルスとの分類ではなく、感染後に外部の指令下に入る点が定義の中心である。またC&Cとの通信は正規のプロトコルやSNSに紛れることがあり、通信先で機械的に判別できるとは限らない。
関連用語
出た過去問
出典:令和2年度 10月試験 応用情報技術者試験 午前 問43(IPA)
ボットネットにおけるC&Cサーバの役割として、適切なものはどれか。
正解:侵入して乗っ取ったコンピュータに対して、他のコンピュータへの攻撃などの不正な操作をするよう、外部から命令を出したり応答を受け取ったりする。
要点:C&Cサーバはボット群へ指令を出す攻撃者の司令塔
C&C(Command and Control)サーバは、ボット化して乗っ取ったコンピュータ群に対して攻撃などの指令を送り、結果や窃取情報を受け取る司令塔である。攻撃者はC&Cサーバを介して多数のボットを一斉に操作する。
出典:令和5年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問36(IPA)
ボットネットにおいてC&Cサーバが担う役割はどれか。
正解:遠隔操作が可能なマルウェアに、情報収集及び攻撃活動を指示する。
要点:C&Cサーバはボットネットの司令塔として指令を送る
C&C(Command and Control)サーバは、感染させたボットに対して攻撃者が指令を送るための中継拠点である。情報の窃取やDDoS攻撃の開始などを一斉に指示し、収集した情報を回収する役割を担う。多数の感染端末を束ねたボットネットの司令塔にあたる。
出典・参考
公式シラバスの3 技術要素 > 1. 情報セキュリティ > (3) 脅威に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。