フィッシングとは?ふぃっしんぐ
フィッシングとは、実在の企業や公的機関になりすましたメール・SMSから偽サイトへ誘い込み、ID・パスワードやクレジットカード番号を入力させて詐取する攻撃。SMSを使うものはスミッシング、特定の個人や組織を狙い込むものはスピアフィッシングと呼び分ける。技術ではなく人の判断を狙う点が本質。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
認証を破る技術的な攻撃は、暗号の強化や試行回数の制限によって確実に高くついた。一方、利用者本人に正規の手順で入力させてしまえば、暗号も試行制限も迂回できる。守りが固くなるほど攻撃は人へ向かう——この構図があるため、システム側の対策だけでなく利用者教育と多要素認証の併用が求められる。
具体例
宅配便の不在通知を装ったSMSから偽サイトへ誘導する手口が広く出回っており、フィッシング対策協議会が実在ブランドをかたる事例を毎月公表している。送信ドメイン認証(SPF・DKIM・DMARC)は、受信側でのなりすまし判別を助ける対策にあたる。
試験での引っ掛け
実在ドメインに似せた文字列(大文字のIと小文字のl、国際化ドメインの類似文字)を目視で見分けるのは難しく、「気づけるはず」を対策の柱にしない。ファーミングはDNSを書き換えて正しいURLのまま偽サイトへ導く別手口で、URLの確認では防げない。
関連用語
出た過去問
出典:令和4年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問78(IPA)解説で登場
不正アクセス禁止法で規定されている、“不正アクセス行為を助長する行為の禁止”規定によって規制される行為はどれか。
正解:業務その他正当な理由なく、他人の利用者IDとパスワードを正規の利用者及びシステム管理者以外の者に提供する。
要点:他人のIDとパスワードを正当な理由なく渡すのが助長行為
不正アクセス禁止法は、不正アクセス行為そのものに加え、他人の識別符号を正当な理由なく第三者へ提供する行為を「助長する行為」として禁じている。実際に不正アクセスが行われたかどうかにかかわらず提供した時点で対象となる点が特徴である。不正取得や不正保管、フィッシングサイトの開設は、それぞれ別の条文で規制される。
出典:平成29年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問37(IPA)解説で登場
SEOポイズニングの説明はどれか。
正解:Web検索サイトの順位付けアルゴリズムを悪用して、検索結果の上位に、悪意のあるWebサイトを意図的に表示させる。
要点:SEOポイズニングは検索上位に悪意あるサイトを表示させる
SEOポイズニングは、検索エンジンの順位付けの仕組みを悪用し、利用者が検索しそうな語句で悪意のあるサイトを検索結果の上位に表示させる攻撃である。利用者は検索結果を信用してアクセスし、マルウェア感染やフィッシングの被害に遭う。
出典:平成30年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問36(IPA)解説で登場
企業のDMZ上で1台のDNSサーバを、インターネット公開用と、社内のPC及びサーバからの名前解決の問合せに対応する社内用とで共用している。このDNSサーバが、D…
正解:社内の利用者が、インターネット上の特定のWebサーバにアクセスしようとすると、本来とは異なるWebサーバに誘導される。
要点:DNSキャッシュポイズニングは偽の名前解決で別サイトへ誘導
DNSキャッシュポイズニングは、DNSサーバのキャッシュに偽のドメイン名とIPアドレスの対応を覚え込ませる攻撃である。汚染されたキャッシュを参照した利用者は、正規のサイト名を入力しても攻撃者が用意した別のサーバへ誘導され、フィッシングやマルウェア感染の被害につながる。
出典:令和2年度 10月試験 応用情報技術者試験 午前 問39(IPA)解説で登場
SEOポイズニングの説明はどれか。
正解:Web検索サイトの順位付けアルゴリズムを悪用して、検索結果の上位に、悪意のあるWebサイトを意図的に表示させる。
要点:SEOポイズニングは検索上位に悪意のサイトを表示させる
SEOポイズニングは、検索エンジンの順位付けの仕組みを悪用して、マルウェア配布やフィッシングを行う悪意のあるサイトを検索結果の上位に表示させる手口である。利用者は検索結果を信用してクリックするため被害に遭いやすい。
出典:令和3年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問44(IPA)解説で登場
オープンリダイレクトを悪用した攻撃に該当するものはどれか。
正解:Webサイトにアクセスすると自動的に他のWebサイトに遷移する機能を悪用し、攻撃者が指定した偽のWebサイトに誘導する。
要点:オープンリダイレクトは正規サイトの転送機能で偽サイトへ誘導する
オープンリダイレクトとは、外部から与えられたURLへ検証せずに転送してしまうWebサイトの脆弱性である。攻撃者はこの正規サイトのURLを入口に使い、利用者を気づかせないまま偽サイトへ誘導する。正規ドメインのリンクに見えるため利用者が信用しやすく、フィッシングの踏み台にされる。
出典・参考
公式シラバスの3 技術要素 > 1. 情報セキュリティ > (7) 攻撃手法に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。