機械学習とは?きかいがくしゅう
機械学習とは、大量のデータからコンピュータ自身が規則性を見つけ出し、未知のデータの分類や予測に使えるようにする技術。判定条件を人が1つずつ書き下ろさずに済む代わりに、学習させたデータの偏りや汚染が、そのまま判断の偏りとして表に出る。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
迷惑メールや不正アクセスの手口は日々変わり、条件をルールとして書き足し続ける運用では追いつかない。実例を大量に見せて傾向をつかませる方式なら、言葉にしきれない特徴も拾える。一方で学習させるデータに細工されると判断そのものを狂わせられるため、シラバスもAIを使う技術とAIを守る技術の両面を扱っている。
具体例
GoogleがGmailの迷惑メール判定に用いているように、過去のメールを迷惑・通常に分けて学習させれば、新着メールを自動で振り分けられる。セキュリティ製品でも、平常時の社内通信を学習させて、そこから外れた通信を検知する使い方が広がっている。
試験での引っ掛け
教師あり(正解付きで分類・回帰)、教師なし(正解なしのグループ分け)、強化学習(報酬をもとに試行錯誤)の3分類の取り違えが定番。訓練データに合わせすぎて未知のデータで精度が落ちるのが過学習。判定は100%ではなく、誤検知と見逃しが残る前提で運用を組む。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成29年度 春期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問45(IPA)解説で登場
ビッグデータの活用例として、大量のデータから統計学的手法などを用いて新たな知識(傾向やパターン)を見つけ出すプロセスはどれか。
正解:データマイニング
要点:データマイニングは大量データから傾向や規則を発掘する
データマイニングは、蓄積された大量のデータに統計的手法や機械学習を適用し、人が気付いていない相関や傾向、パターンといった知識を掘り出すプロセスである。データを蓄積する基盤であるデータウェアハウスとは役割が異なり、分析の対象と手段の関係にある。
出典:令和8年度 公開問題 情報セキュリティマネジメント試験 科目A・B 問11(IPA)
eコマース運営会社がビッグデータを用いて新たなニーズを発掘し、その後のビジネス戦略に生かそうとしている。ビッグデータの収集から活用までのフローは、a「ビッグデー…
正解:機械学習を用いて自然言語処理やクラスタリングを行い、新しい傾向を導き出す。
要点:収集・整備・分析・活用のうち、分析は傾向を導き出す工程
この4段階では、収集で外部からデータを取り込み、整備でノイズ除去や表記ゆれの修正を行い、分析で統計処理や機械学習によって傾向を導き、活用で戦略立案につなげます。機械学習による自然言語処理やクラスタリングで新しい傾向を導き出す作業は、まさに分析の段階に当たります。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。