移行(データ移行・システム移行)とは?いこう
移行(データ移行・システム移行)とは、旧システムで扱っていたデータと業務処理を、新しいシステムへ引き継ぐ一連の作業。項目の意味や形式が違えば変換が必要になり、ある時点で一斉に切り替えるか、しばらく並行して動かすかでも業務への影響が変わる。利用部門の管理者は、リハーサルの結果と受入れテストの合否をもとに、切り替えてよいという移行判断を出す立場に立つ。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
システムの入れ替えは、作り上げた時点では終わらない。過去の取引や顧客の記録が新しい仕組みで正しく読めなければ、業務はその日から回らなくなる。切替当日の可否は開発側だけでは決められず、実際に業務を行う部門が受け入れると言えるかどうかが最後の関門になる。だから移行には、事前のリハーサル、当日の判断、駄目だったときに旧システムへ戻す切戻しという、承認と後戻りの設計が要る。
具体例
店舗システムを入れ替える際、過去3年分の売上データを新しい項目定義へ変換し、休業日に本番と同じ手順でリハーサルを行って所要時間と差異件数を記録する。数店舗の先行稼働で業務が回ることを確認してから全店へ広げ、判断の経緯はServiceNowなどの変更管理の仕組みに変更要求として残す。
試験での引っ掛け
移行は開発の最終段階に置かれる作業で、要件定義や設計の工程と混同しない。またリハーサルを省いた一斉移行は避けるのが原則であり、切戻しの手順と「何時までに戻すと決めるか」の判断期限を先に決めておかないと、当日は誰も戻す決断ができなくなる。
関連用語
出た過去問
出典:平成28年度 秋期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問41(IPA)解説で登場
システムの移行テストを実施する主要な目的はどれか。
正解:確実性や効率性の観点で、既存システムから新システムへの切替え手順や切替えに伴う問題点を確認する。
要点:移行テストは切替え手順の確実性と問題点を確認する
移行テストは、稼働中の既存システムから新システムへ切り替える一連の手順が、限られた時間内に確実かつ効率的に完了できるかを検証するものである。データ移行の手順や所要時間、切戻し手順、業務停止時間の見積りなどを実際に試し、問題点を本番前に洗い出す。機能の網羅性を確認するのはシステムテスト、性能を確認するのは性能テストであり、目的が異なる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。