システムテスト・運用テストとは?しすてむてすと・うんようてすと
システムテストは、結合が済んだシステム全体を対象に、開発側が機能要件・非機能要件を満たすかを検証する工程。運用テスト(受入テスト)は利用者・発注者側が主体となり、実際の業務手順で使えるかを最終確認する工程。実施する主体と確かめる観点が違う。
最終更新:2026-10-06
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開発側の視点だけで仕様どおり動くことを確かめても、業務の流れに乗せた途端に運用できないと分かることがある。逆に利用者だけに任せると、負荷や障害時のふるまいといった見えにくい要件が抜け落ちる。そこで工程を分け、要件定義に対応する最終確認を発注者側に置く形(V字モデル)が定着した。sgでは、この受入の段階で情報セキュリティ要件を誰が確かめるのかが問われる。
具体例
通販サイトの刷新では、システムテストで想定同時接続数の負荷をかけて応答時間と権限制御のふるまいを測る。運用テストでは受注担当者が実際の受注から出荷指示までを通しで操作し、権限のない担当者に与信情報が表示されないことまで確かめてから稼働可否を判断する。
試験での引っ掛け
実施する主体で区別する。開発側が要件充足を確かめるのがシステムテストで、性能・負荷など非機能の確認もここに含まれる。利用者・発注者が実業務で使えるかを確かめるのが運用(受入)テストで、V字モデルでは要件定義に対応する。単体テストが内部設計、結合テストが外部設計に対応する並びも合わせて問われる。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成28年度 秋期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問41(IPA)解説で登場
システムの移行テストを実施する主要な目的はどれか。
正解:確実性や効率性の観点で、既存システムから新システムへの切替え手順や切替えに伴う問題点を確認する。
要点:移行テストは切替え手順の確実性と問題点を確認する
移行テストは、稼働中の既存システムから新システムへ切り替える一連の手順が、限られた時間内に確実かつ効率的に完了できるかを検証するものである。データ移行の手順や所要時間、切戻し手順、業務停止時間の見積りなどを実際に試し、問題点を本番前に洗い出す。機能の網羅性を確認するのはシステムテスト、性能を確認するのは性能テストであり、目的が異なる。
出典:平成29年度 春期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問37(IPA)
システムテストの監査におけるチェックポイントのうち、最も適切なものはどれか。
正解:例外ケースや異常ケースを想定したテストが行われていること
要点:システムテストは異常系まで網羅されているかを確認する
システムテストでは、正常系だけでなく例外や異常が起きたときにシステムが適切に振る舞うかを確かめる必要がある。監査人は、例外・異常ケースを想定したテストケースが用意され実施されているかを確認する。テスト計画は開発側と利用者側の双方の承認を得るべきであり、本番環境でのテスト実施は事故につながるため不適切である。
出典:令和4年度 公開問題 情報セキュリティマネジメント試験 科目A・B 問35(IPA)
システムテストの監査におけるチェックポイントのうち、最も適切なものはどれか。
正解:テストケースが網羅的に想定されていること
要点:システムテスト監査の要はテストケースの網羅性
システムテストの監査では、テストが目的に照らして十分な範囲を覆っているかが最大の着眼点となる。正常系だけでなく異常系や境界値を含むテストケースが網羅的に設計されていれば、本番稼働後の欠陥の見逃しを減らせる。承認や実施の体制については、利用者側と開発側の双方が関与することが望ましく、片方だけに閉じているのは適切ではない。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。