バックアップ運用(フル・差分・増分)とは?
バックアップ運用(フル・差分・増分)とは、システムのデータを定期的に複製・保存する運用。全データを毎回複製する「フルバックアップ」、前回のフルバックアップ以降の変更分をまとめて保存する「差分バックアップ」、直前のバックアップ以降の変更分だけを保存する「増分バックアップ」がある。復元時に必要な手順・所要時間が方式によって異なる。
情報セキュリティマネジメント試験の過去問では2回出題されています(2016年度〜2026年度)。
ばっくあっぷうんよう
バックアップ運用(フル・差分・増分)の意味
システムのデータを定期的に複製・保存する運用。全データを毎回複製する「フルバックアップ」、前回のフルバックアップ以降の変更分をまとめて保存する「差分バックアップ」、直前のバックアップ以降の変更分だけを保存する「増分バックアップ」がある。復元時に必要な手順・所要時間が方式によって異なる。
バックアップ運用(フル・差分・増分)の具体例
週1回フルバックアップを取得し、それ以外の日は増分バックアップを行う場合、障害発生時はフルバックアップに加えて障害発生日までのすべての増分バックアップを順に適用して復元する必要がある。差分バックアップなら、フルバックアップと最新の差分バックアップの2つだけで復元できる。
バックアップ運用(フル・差分・増分)は試験でどう引っ掛けられる?
増分バックアップは復元に必要なファイル数が多くなり手順が複雑になる一方、バックアップ自体にかかる時間・容量は少なくて済む。差分バックアップはその中間という、方式ごとのトレードオフが問われる。
バックアップ運用(フル・差分・増分)と関連する用語
バックアップ運用(フル・差分・増分)が出た過去問
メールサーバのディスクに障害が発生して多数の電子メールが消失した。消失した電子メールの復旧を試みたが、2週間ごとに行っている磁気テープへのフルバックアップしかな…
正解:2週間ごとの磁気テープへのフルバックアップに加え、毎日、磁気テープへの差分バックアップを行う。
要点:前日まで戻すには日次の差分バックアップが必要
前日の状態まで復旧できるようにするには、日次でバックアップを取得し、それを障害の影響を受けない媒体に保存しておく必要がある。2週間ごとのフルバックアップに毎日の差分バックアップを組み合わせれば、最後のフルバックアップと前日分の差分から前日の状態を復元できる。ミラーリングや分散配置は可用性を高めるが、誤削除や論理障害には無力で、バックアップの代わりにはならない。
出典:平成28年度 秋期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問43(IPA)A社は従業員200名の電子機器メーカーである。東京に本社があり、新潟に工場がある。A社では、ファイルサーバを次のように運用している。・ファイルサーバは本社と工場…
正解:a1=火曜日の正午、a2=4.50、a3=CISO
要点:RPOは遡れる時点、復旧時間はフルと増分の合計で見積もる
RPOは、障害時にどこまで過去のデータであれば許容できるかを示す指標です。RPOが72時間なので、金曜日の正午に障害が起きた場合は少なくとも72時間前の火曜日正午時点のデータまで復元できればよいことになります。木曜日正午の障害では、土曜のフルバックアップに火曜と木曜の増分2回を適用するので、4+0.25×2=4.50時間掛かります。またICT継続の計画書は、情報セキュリティを統括する立場であるCISOが承認します。
出典:令和8年度 (公開問題) 情報セキュリティマネジメント試験 kamokuAB 問14(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。