データマスキングとは?データマスキング
データマスキングとは、実在のデータの一部を、形式を保ったまま別の値に置き換え、本来の値が分からないようにする処理。本番のデータを試験環境や委託先へ渡す必要があるときに、渡してよい形へ落とすために使う。管理者としては、本番データをそのまま持ち出さない原則を規程に書き、どの項目をどう置き換えたかを承認と記録の対象にする。
最終更新:2026-10-06
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障害の再現や性能の確認は、本番と同じ量・同じ偏りのデータでなければ当てにならない。しかし氏名や口座番号をそのまま試験環境へ置けば、本番より保護の水準が低い場所に個人情報が置かれることになる。この「本物に近いデータが要る」と「本物は出せない」の対立を調停するのがマスキングである。委託先へデータを渡す場面では、秘密保持契約と併せて必ず確認される。
具体例
Oracle DatabaseのData MaskingやMicrosoft SQL Serverの動的データマスクのように、製品側に機能が備わっている。会員データを開発環境へ複製する際、氏名を架空の名前、電話番号を実在しない番号に置き換え、生年月日は年だけ残す。件数と分布は本番のまま残るので、性能試験の材料としては使える。
試験での引っ掛け
暗号化と取り違えやすい。暗号化は鍵さえあれば元へ戻せる可逆な処理だが、マスキングは元の値を捨てるのが基本で、後から本番の値へ突き合わせることはできない(その代わり鍵の管理は要らない)。表示のときだけ伏せる動的マスキングは実データが残っているので、持ち出しの可否を判断する際は別扱いにする。
関連用語
出典・参考
公式シラバスの1 技術要素 > 4 情報セキュリティ対策 > 技術的セキュリティ対策に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。