転置インデックスとは?てんちインデックス
転置インデックスとは、単語から、その単語を含む文書やレコードの一覧を引けるようにした索引で、全文検索の基盤になる。文書を形態素解析やN-gramで単語に分割し、単語ごとに出現文書のIDを並べたポスティングリストを保持する。出現位置まで持たせれば、語順や近接を条件にした検索もできる。
最終更新:2026-10-06
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文書を先頭から順に走査して語を探す方式は、対象が増えるほど検索時間がそのまま比例して伸びる。ログや文書の量が桁で増える環境では現実的でない。あらかじめ語から文書を引ける向きに並べ替えておけば、検索の手間を対象の総量から切り離せる。索引作りを前払いして検索を速くする、という交換で成り立っている。
具体例
Apache Luceneと、それを用いるElasticsearchはこの索引で全文検索を実現している。SIEMに集めた大量のログから特定のドメイン名やハッシュ値を横断して探せるのはこの構造があるためで、侵害の痕跡調査では索引の対象に入っていない項目は事実上探せない、という制約が効いてくる。
試験での引っ掛け
「文書→単語」ではなく「単語→文書」へ向きが反転しているから転置と呼ぶ。分割の単位が検索結果を左右し、形態素解析では辞書に無い語を拾えず、N-gramでは無関係な語の一部にも当たる。更新のたびに索引を作り直す必要があり、書き込みの多いデータでは負荷が問題になる。
関連用語
出典・参考
公式シラバスの3 技術要素 > 4. トランザクション処理 > (4) データベースの性能向上に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。