調達選定基準(提案評価)とは?ちょうたつせんていきじゅん(ていあんひょうか)
調達選定基準(提案評価)とは、複数のベンダから出された提案を比較して発注先を決めるための評価の物差し。価格・技術力・実績・体制・納期といった項目に配点と重みをあらかじめ置き、総合点で判断する形をとることで、評価者の主観や後からの言い分に左右されない選定にする。
最終更新:2026-10-06
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価格だけで決めると、提案の実現性や運用の負担が見えないまま契約が成立し、差は稼働後に表面化する。セキュリティ要件はまさにその代表で、契約後に「その対策は見積の範囲外です」と言われやすい。脆弱性診断の実施と是正の責任、再委託の可否と承認の手続、インシデント発生時の報告期限、契約終了時のデータ返却と消去。これらを配点付きで選定基準へ組み込んでおかないと、委託先の監督義務を負う発注側が、後から相手に求める根拠を失う。
具体例
官公庁の調達では、価格40点・技術提案30点・実績20点・体制10点といった配点を公示の時点で公表し、その基準で提案書を採点する。技術点の内訳にセキュリティ対策の項目を立て、診断の範囲と是正の責任分界を提案書へ書かせておく。
試験での引っ掛け
選定基準は価格以外の要素も含めた総合評価の枠組みであり、最低価格のベンダを機械的に選ぶことを意味しない。逆に、評価を始めてから基準を作ったり配点を伏せたまま採点したりすると公正性を説明できなくなるため、基準は提案の受領前に確定しておく必要がある。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。