メッセージキューとは?めっせーじきゅー
メッセージキューとは、送信側と受信側の間に、処理待ちのメッセージを一時的に預かる待ち行列を挟み、両者を時間的に切り離す仕組みをいう。受信側が止まっていても送信は成功し、復旧後にまとめて処理できる。急な負荷を平らにならす効果と、送信側が応答を待たずに次へ進める非同期化の効果が問われる。
最終更新:2026-10-06
情報処理安全確保支援士を最短で暗記・合格する →背景
呼び出し側が相手の応答を待つ作りでは、後段が遅くなった瞬間に前段のスレッドが埋まり、障害がそのまま上流へ伝わって全体が止まる。この連鎖を断つには、渡した時点で送信側の責任を終わらせ、処理の速度差を行列で吸収するしかない。系を疎に保つための構造であって、速くするための仕掛けではない点が設計上の勘どころになる。
具体例
Amazon SQSやRabbitMQ、Apache Kafkaがこの役割を担う。受付のピークに毎秒2,000件が来ても後段が毎秒500件しか捌けないなら、いったん積んで4倍の時間をかけて処理する。そのためキューの長さにしきい値を置いて監視し、あふれたときに古い順で捨てるのか受付自体を断るのかを、あらかじめ決めておく。
試験での引っ掛け
キューを挟んでも処理能力そのものは増えない。増えるのは待たせられる余裕だけで、平均到着率が平均処理率を上回り続ければ行列は際限なく伸びる。待ち行列モデルで利用率が1に近づくほど待ち時間が発散するのと同じ話である。また多くの実装は少なくとも1回の配信を保証する方式なので、同じメッセージが二重に届く前提で受信側を作る必要がある。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。