キャッシュヒット率とは?きゃっしゅひっとりつ
キャッシュヒット率とは、データの読取り要求のうち、下位の遅い記憶(ディスクや原サーバ)へ行かずにキャッシュで応えられた割合。主記憶とディスクの速度差は桁違いなので、この率が数%変わるだけで平均応答時間が大きく動く。支援士試験では平均アクセス時間の計算に加え、CDNやDNSキャッシュのヒット率と可用性・攻撃耐性の関係が問われる。
最終更新:2026-10-06
情報処理安全確保支援士を最短で暗記・合格する →背景
記憶階層は上が速く小さく、下が遅く大きい。全要求を上で処理できれば理想だが容量が足りないため、よく使うものだけを上に置き、当たる割合を高める設計になる。平均時間はヒット率×上の時間+(1−ヒット率)×下の時間で決まり、率を上げる施策の効果はこの式で検算する。CDNではオリジンサーバへ届く要求がミス分だけなので、ヒット率が高いほどDDoS時にオリジンが守られる。
具体例
ヒット時0.05ミリ秒、ミス時10ミリ秒なら、ヒット率95%の平均は約0.55ミリ秒、99%なら約0.15ミリ秒で3倍以上速い。AkamaiやCloudflareをフロントに置いたサイトでキャッシュヒット率が95%なら、オリジンへの負荷は全体の5%に抑えられ、TTLを延ばすかキャッシュキーからクエリ文字列を除くとさらに率が上がる。
試験での引っ掛け
率の高さは目的ではなく、全表走査でバッファを埋めても率は見かけ上高くなる。逆に索引で必要行だけ読む効率的な処理は率が下がることがあり、物理読取り回数と併せて見る。CDNでは利用者ごとに異なる個人情報のページをキャッシュ対象にすると、率は上がるが他人の情報が配信される事故になる。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。