カミンスキー攻撃とは?
カミンスキー攻撃とは、存在しないサブドメインを大量に問い合わせて再帰問い合わせを誘発し、正規応答が届く前に偽の権威サーバ情報(グルーレコード)を注入する手法。1回の試行に失敗しても名前を変えて即座に再試行できるため、TTLによる時間待ちが不要で成功率が高い点が本質。
情報処理安全確保支援士試験の過去問では3回出題されています(2017年度〜2025年度)。
かみんすきーこうげき
カミンスキー攻撃の意味
存在しないサブドメインを大量に問い合わせて再帰問い合わせを誘発し、正規応答が届く前に偽の権威サーバ情報(グルーレコード)を注入する手法。1回の試行に失敗しても名前を変えて即座に再試行できるため、TTLによる時間待ちが不要で成功率が高い点が本質。
カミンスキー攻撃の具体例
攻撃者が aaa001.example.jp 〜 aaa999.example.jp を次々に問い合わせ、同時に偽応答を送りつけて ns.example.jp のアドレスを自分のサーバに書き換える。対策は送信元ポートのランダム化と問い合わせIDの16ビットを組み合わせ、当てるべき組合せを約2の32乗に増やすこと。
カミンスキー攻撃は試験でどう引っ掛けられる?
「TTLが切れるまで攻撃できない」のは従来型の毒入れで、この手法はその制約を外したもの。ポートランダム化は成功確率を下げるだけで原理的な防止ではなく、根本対策はDNSSECによる応答の署名検証である。
カミンスキー攻撃と関連する用語
カミンスキー攻撃が出た過去問
DNSに対するカミンスキー攻撃(Kaminsky's attack)への対策はどれか。
正解:問合せ時の送信元ポート番号をランダム化することによって,DNSキャッシュサーバに偽の情報がキャッシュされる確率を大幅に低減させる。
要点:カミンスキー攻撃対策は送信元ポートのランダム化
カミンスキー攻撃は、存在しないサブドメインへの問合せを大量に発生させ、権威DNSサーバより先に偽の応答を返してキャッシュを汚染するDNSキャッシュポイズニングの手法である。偽装成功にはトランザクションIDと問合せ送信元ポート番号の一致が必要なため、送信元ポートをランダム化して探索空間を広げることが基本的な緩和策となる。根本的な対策としてはDNSSECによる応答の正当性検証がある。
出典:平成29年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問6(IPA)DNSに対するカミンスキー攻撃(Kaminsky's attack)への対策はどれか。
正解:問合せ時の送信元ポート番号をランダム化することによって,DNSキャッシュサーバに偽の情報がキャッシュされる確率を大幅に低減させる。
要点:カミンスキー攻撃対策は問合せ元ポートのランダム化で推測を困難にすること
カミンスキー攻撃は、存在しないサブドメインへの問合せを大量に起こさせ、権威DNSサーバの応答より先に偽装応答を送り込んでキャッシュを汚染する攻撃である。偽装応答を成立させるにはトランザクションIDと問合せ元ポート番号を当てる必要があるため、送信元ポート番号をランダム化(ソースポートランダマイゼーション)して当てにくくするウが対策となる。根本的な対策としてはDNSSECによる応答の真正性検証がある。
出典:令和5年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問5(IPA)DNSに対するカミンスキー攻撃への対策はどれか。
正解:問合せ時の送信元ポート番号をランダム化することによって、DNSキャッシュサーバに偽の情報がキャッシュされる確率を大幅に低減させる。
要点:カミンスキー攻撃の緩和は送信元ポートのランダム化
カミンスキー攻撃は、存在しないサブドメインを大量に問い合わせさせて権威DNSサーバへの問合せを誘発し、その応答が返る前に偽の応答を大量に送り込んでキャッシュを汚染する手法です。偽応答が受け入れられるにはトランザクションIDと送信元ポート番号の両方が一致する必要があるため、送信元ポートをランダム化すれば当てるべき組合せが桁違いに増え、成功確率を大幅に下げられます(ソースポートランダマイゼーション)。根本的な対策はDNSSECによる応答の署名検証です。
出典:令和7年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問4(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。