組織のプロセス資産とは?そしきのぷろせすしさん
組織のプロセス資産とは、母体組織が保有し、どのプロジェクトでも利用できる計画・プロセス・方針・手順と知識ベースの総称。標準プロセス、テンプレート、ガイドライン、過去案件の実績データ、教訓(レッスンズラーンド)、課題・欠陥の管理データベースが該当する。組織が意図して整備・更新できるものである点が特徴。
最終更新:2026-10-06
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案件が終わるたびに体制も文書も解散していた時代は、次のPMがまた白紙から見積り、同じ失敗を繰り返した。終結時に実績と教訓を組織へ返す仕組みを持てば、次の計画の入力として使い回せる。試験では、組織が自ら変えられる資産と、与件として受け入れるしかない外部条件との切り分けとして問われる。
具体例
IPAはソフトウェア開発分析データ集として工数・工期・欠陥密度の実績を公開しており、これを社内の実績値と併せて見積りの基準に据えるのが典型的な使い方。プロジェクト終結時の「得た教訓の収集」がこの資産の入り口にあたる。
試験での引っ掛け
市場環境、業界標準、政府規制、組織文化・組織構造は「組織体の環境要因」であってプロセス資産ではない。境目は組織が意図して整備・更新できるかどうかで、過去の実績データは資産、法規制は環境要因になる。
関連用語
出た過去問
出典:令和3年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問3(IPA)
PMBOKガイド第6版によれば、組織のプロセス資産に分類されるものはどれか。
正解:課題と欠陥のマネジメント上の手続き
要点:手続きやテンプレートは組織のプロセス資産、環境や文化はEEF
組織のプロセス資産は、その組織が過去の活動を通じて蓄積してきた、プロジェクトで利用できる手順書・テンプレート・知識ベースなどを指す。課題や欠陥をどう扱うかを定めた手続きは、まさに組織が整備して使い回す資産である。一方、組織構造や文化、既存の設備、ステークホルダーのリスク許容度は、プロジェクトを取り巻く与件である組織体の環境要因(EEF)に分類される。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。