アジャイルソフトウェア開発宣言とは?あじゃいるそふとうぇあかいはつせんげん
アジャイルソフトウェア開発宣言とは、2001年に実務家がまとめた、アジャイル開発の価値観を示す文書。「プロセスやツールよりも個人と対話を」「包括的なドキュメントよりも動くソフトウェアを」「契約交渉よりも顧客との協調を」「計画に従うことよりも変化への対応を」の4つを掲げ、左記にも価値があると認めたうえで右記により価値を置く、と明記している。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
重厚な工程定義と文書化で品質を担保する進め方は、要求が固まっている前提でしか機能せず、変化の速い領域では文書の維持だけで工数を食っていた。何を優先するかを明示した宣言として整理されたのがこの文書で、背後に12の原則が付く。現行のシラバスでも、適応型(アジャイル型)の開発アプローチを選択する際の前提知識として扱われる。
具体例
ドキュメントを一切作らないのではなく、必要十分な文書にとどめ、動作するソフトウェアで進捗と価値を示すことを優先する。契約も、変化を受け入れる前提の準委任や反復単位での合意へ寄せる。
試験での引っ掛け
「ドキュメントを作らない」「計画を立てない」「契約を軽視する」はいずれも誤読で、左側を否定していない点が繰り返し問われる。宣言そのものは手法ではなく価値観の表明であり、スクラムやXPはこれを実現する具体的な手法にあたる。
関連用語
出た過去問
出典:令和4年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問15(IPA)
“アジャイルソフトウェア開発宣言”で述べている価値に関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:包括的なドキュメントに価値があることを認めながらも,動くソフトウェアに,より価値をおく。
要点:アジャイル宣言は包括的文書より動くソフトウェアを重視する
アジャイルソフトウェア開発宣言は4つの対比を掲げ、いずれも右側の項目により高い価値を置くと述べている。その一つが、包括的なドキュメントよりも動くソフトウェアを重視するという価値である。ほかは、プロセスやツールより個人と対話、契約交渉より顧客との協調、計画に従うことより変化への対応であり、対比の左右を取り違えないことが要点である。
出典:令和6年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問17(IPA)
“アジャイルソフトウェア開発宣言”で述べている価値に関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:包括的なドキュメントに価値があることを認めながらも、動くソフトウェアに、より価値をおく。
要点:宣言は包括的文書より動くソフトウェアに価値を置く
アジャイルソフトウェア開発宣言は四つの価値を掲げ、いずれも「左記のことがらに価値があることを認めながらも、右記のことがらにより価値をおく」という形で書かれている。その一つが「包括的なドキュメントよりも動くソフトウェアを」であり、記述として正しい。他の三つは対になる語句が宣言の文言とずれている。
出典・参考
高度試験 午前I(高度午前I 相当)のシラバスの4 開発技術 > 1. 開発プロセス・手法 > (1) ソフトウェア開発手法に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。