要件定義とは?ようけんていぎ
要件定義とは、利害関係者の要求を整理し、業務要件・機能要件・非機能要件として合意できる形に確定させる工程。ネットワークでは、可用性・性能(帯域と遅延)・拡張性・セキュリティ・運用保守のしやすさをどの水準に置くかが、その後の冗長構成と機器選定をほぼ決めてしまう。
最終更新:2026-10-06
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要求は「速く、止まらず、安く」のように互いに相反する形で出てくる。どこまで満たすかを決めないまま設計へ進むと、後段で構成をやり直す手戻りが起き、増えた費用を誰も説明できなくなる。要件定義はこの相反を数値と優先順位で調停する場で、ネスペのシラバスも冒頭を「業務システムからの要求分析」と「ネットワークシステム要件の定義」に充てている。
具体例
IPAの「非機能要求グレード」は、可用性・性能拡張性・運用保守性・移行性・セキュリティ・システム環境の6項目を段階表で選ばせる形をとる。これに沿って拠点回線の年間停止許容時間、ピーク時スループット、機器故障時の切替時間といった値を、発注の前に発注側と受注側で合意しておく。
試験での引っ掛け
要件定義や運用テストは成果が事前に確定しないため準委任契約が適するとされ、完成責任を負う請負契約とは異なる。「非機能要件=性能」ではなく可用性・運用保守性・移行性も含む。なお要件と設計・実装・テストを双方向にたどれるようにするトレーサビリティは、製品や部品の生産流通を追跡するトレーサビリティとは別語。
関連用語
出た過去問
出典:令和元年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問24(IPA)解説で登場
正解:システムとアクタの相互作用を表現する。
要点:ユースケース図はアクタとシステムの関わりを表す
ユースケース図は、システムの外にいる利用者や外部システム(アクタ)と、システムが提供する機能(ユースケース)との関係を表す図である。誰がシステムを使って何を実現できるのかを示すため、要件定義の段階でシステムの利用範囲を確認するのに使われる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。