QAM(直交振幅変調)とは?くあむ
QAM(直交振幅変調)とは、位相が90度ずれた2つの搬送波の振幅を組み合わせ、1シンボルに複数ビットを載せる変調方式。信号点を増やすほど1シンボルあたりのビット数が増えて速くなるが、信号点の間隔が詰まるため、同じ誤り率を保つのに必要な信号対雑音比が上がる。速度と到達距離を交換していることになる。
最終更新:2026-10-06
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電波は有限の資源で、使える帯域幅は法令と規格で決まっている。帯域を勝手に広げられない以上、速度を上げる道は1シンボルに載せるビット数を増やすことしかない。QAMは振幅と位相という二つの軸を同時に使って載せられる点の数を増やす答えで、その代償として受信側は詰まった信号点を見分けるだけの受信品質を要求される。ネスペでは、無線区間の実効速度を見積もる前提として問われる。
具体例
64QAMは1シンボルで6ビット、256QAMは8ビット、1024QAMは10ビットを運ぶ。無線LANは受信品質に応じて変調方式と符号化率の組(MCS)を自動で選び、遠い端末には低次へ落として接続を保つ。設計では最も条件の悪い場所で成立するMCSを基準に置き、そこから収容できる端末数と実効速度を見積もる。
試験での引っ掛け
規格の最大速度が出ない原因を帯域幅だけに求めると外す。高次のQAMは強い受信電力と低い干渉の両方が前提で、距離や障害物があれば自動的に低次へ落ちる。受信電力が十分でも、同一チャネルの干渉で信号対雑音比が取れなければ高次には上がらない。実効速度はさらに再送とCSMA/CAの待ちで下がる。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。