第2正規形とは?だいにせいきけい
第2正規形とは、第1正規形であり、かつ候補キーの一部だけで決まる属性(部分関数従属)が残っていない状態。午前Ⅰで問われるのは表の切り分け作業ではなく、第1・第2・第3の各正規形へ進むときに何を取り除くのかという段階の対応づけである。第1正規形は繰返し(1つの属性に複数の値が入っている状態)の除去、第2正規形は部分関数従属の除去、第3正規形は推移的関数従属の除去、というこの3行を持っているかで決まる。
最終更新:2026-10-07
この語が出る過去問を解く →背景
データベースが専門でない受験者にも正規化が出る区分なので、設問は表を設計させる方向へは行かず、定義文を4つ並べて対応させる形に寄る。裏を返せば、段階と除去対象の対応が1行でも混ざっていると、どの選択肢ももっともらしく見えて選べなくなる。逆に3行が正確に入っていれば、選択肢の文言に出てくる「候補キーの一部」「候補キー以外の属性間」「一つの属性に複数の値」といった語だけで機械的に振り分けられる。持ち時間の短い区分では、この振り分けができるかどうかが所要時間の差になる。
具体例
令和7年度春期午前Ⅰ問9では、関係を第2正規形から第3正規形に変換する手順が問われ、正解は「候補キー以外の属性間に関数従属性がある場合、その関係を分解する」だった。候補キー→A→Bという連鎖のうち、非キー属性どうしのA→Bの部分を別の関係へ切り出す操作である。
試験での引っ掛け
同じ設問の誤答3つが、それぞれ別の段階の手順になっている。「候補キーの一部の属性から、候補キー以外の属性への関数従属性がある場合、その関係を分解する」は第2正規形への変換そのもの。「一つの属性に複数の値が入っている場合、単一の値になるように分解する」は第1正規形への変換。「候補キー以外の属性から、候補キーの一部の属性に対して関数従属性がある場合」は従属の向きが逆で、ボイス・コッド正規形に関わる話である。選択肢を読むときは、従属の向き(候補キー側からか、非キー属性側からか)と、両端が候補キーの一部なのか非キー属性なのかの2点を指で追って確かめること。名前の似た段階が並ぶので、勢いで選ぶと必ずどれかに当たる。
関連用語
出た過去問
出典:令和4年度 春期 高度試験 午前Ⅰ 問8(IPA)
第1、第2、第3正規形とリレーションの特徴a, b, cの組合せのうち、適切なものはどれか。 a:どの非キー属性も、主キーの真部分集合に対して関数従属しない。 …
正解:第1正規形:c/第2正規形:a/第3正規形:b
要点:正規化は繰返し→部分従属→推移的従属の順に取り除く
第1正規形は繰返し項目を排除して各欄が単一の値になった状態(c)を指す。第2正規形はさらに、主キーの一部だけで決まる属性(部分関数従属)を分離した状態(a)である。第3正規形では、非キー属性を経由して間接的に決まる推移的関数従属も取り除く(b)。この順で段階的に冗長性を減らしていく。
出典:令和7年度 春期 高度試験 午前Ⅰ 問9(IPA)
関係を第2正規形から第3正規形に変換する手順はどれか。
正解:候補キー以外の属性間に関数従属性がある場合、その関係を分解する。
要点:第3正規形化は非キー属性間の推移的関数従属を除く
第3正規形への変換は、推移的関数従属の除去である。候補キー以外の非キー属性間に関数従属がある(候補キー→A→Bのような連鎖がある)場合、その従属関係を別の関係に切り出して分解する。
出典・参考
公式シラバスの3 技術要素 > 2. データベース設計 > (3) データの正規化に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。