3つのディフェンスライン(3線モデル)とは?みっつのでぃふぇんすらいん
3つのディフェンスライン(3線モデル)とは、リスクを引き受ける主体・枠組みを与える主体・独立に検証する主体を分けて示すリスク管理体制のモデル。日々の業務でリスクを取りながら自ら統制するのが現業部門(第1線)、方針や基準を整備して逸脱を監視するのがリスク管理・コンプライアンス部門(第2線)、その両者の有効性を経営から独立した立場で確かめ取締役会へ報告するのが内部監査部門(第3線)にあたる。
最終更新:2026-10-07
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リスク管理を専門部署に集めると現場は自分の仕事ではないと考え、逆に現場任せにすると全社の水準が揃わない。実行する側・枠組みを与えて監視する側・その両方を検証する側を分けることで、自分が作った仕組みを自分で評価するという構図を避けられる。
具体例
銀行の与信では、営業店が審査基準を守って融資を実行し(第1線)、審査部やリスク管理部が基準を定めて逸脱を監視し(第2線)、内部監査部が基準と運用の有効性を検証して監査委員会へ報告する(第3線)。IIA(内部監査人協会)は2020年にこれを3ラインモデルとして改訂している。
試験での引っ掛け
内部監査部門が第2線の仕事、すなわち方針の策定や日常的な監視まで担うと独立性が失われるため、第3線は助言はできても運用の当事者にはならない。また外部監査人や規制当局はこのモデルの外側に置かれ、第4線として数えるものではない。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。