利用時の品質(効率性)とは?りようじのひんしつ
利用時の品質(効率性)とは、実際の利用状況で利用者が得る結果に着目した品質モデルが利用時の品質で、そのうち効率性は、目標の達成に費やした資源(所要時間・操作数・労力・費用)の量を表す。達成できたかを見る有効性に対し、同じ達成にいくら払ったかを見る。
最終更新:2026-10-07
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システムの応答時間やスループットが十分でも、画面をまたぐ手数が多ければ現場の生産性は上がらない。測る主体を機械から利用者へ移し、実際の作業1件を終えるまでに人が使った時間と手間を数えないと、導入効果は言えない。利用時の品質が製品品質モデルと別立てになっているのはこのためである。
具体例
同じ経費精算を、旧システムでは平均8分・28回のクリックで、新システムでは3分・11回で完了できた、という比較で効率性を評価する。1人が1日1件処理する1,000人規模の組織なら、年間で2万時間規模の差になる。
試験での引っ掛け
有効性との入替えが定番で、有効性は達成できたかだけを見て資源は問わない。加えて、製品品質モデルの性能効率性はシステム側の応答時間や資源消費を指し、利用時の効率性は利用者側の時間と労力を指す。同じ「効率」でも測る主体が違う。
関連用語
出た過去問
出典:平成30年度 秋期 高度試験 午前Ⅰ 問20(IPA)
図は、ITIL 2011 editionのサービスライフサイクルの各段階の説明と流れである。a〜dの段階名の適切な組合せはどれか。 aの段階:ITサービス及びI…
正解:a=サービスストラテジ、b=サービスデザイン、c=サービストランジション、d=サービスオペレーション
要点:ITILは戦略→設計→移行→運用、全体を継続的改善が包む
ITILのサービスライフサイクルは、サービスストラテジ(戦略の確立)→サービスデザイン(サービスの設計)→サービストランジション(テストと本番移行)→サービスオペレーション(日々の提供と支援)の順に進み、これらすべてを継続的サービス改善が取り巻く構成である。設問のa〜dの説明はこの順序どおりに並んでいる。
出典:平成31年度 春期 高度試験 午前Ⅰ 問26(IPA)
コアコンピタンスに該当するものはどれか。
正解:競合他社よりも効率性が高い生産システム
要点:コアコンピタンスは模倣困難で顧客価値を生む自社の中核能力
コアコンピタンスは、競合他社が容易に模倣できず、多様な市場へ展開でき、顧客価値に貢献する自社独自の中核的な能力を指す。競合より効率性の高い生産システムは、自社が蓄積した技術やノウハウに裏打ちされた能力であり、これに該当する。市場の成長率やシェアといった外部環境や結果指標は、能力そのものではない。
出典・参考
公式シラバスの4 開発技術 > 2. 設計 > (8) ソフトウェア品質に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。