リード・ラグとは?
リード・ラグとは、依存関係に与える時間の調整値。リードは後続を先行の完了前に前倒しできる時間(負の待ち)、ラグは先行の完了後に必要な待ち時間(正の待ち)を表す。同じ依存関係のままでも、リード・ラグの設定で全体の期間とクリティカルパスが変わる。
高度試験・午前I(全区分共通)の過去問では3回出題されています(2017年度〜2022年度)。
りーど・らぐ
リード・ラグの意味
依存関係に与える時間の調整値。リードは後続を先行の完了前に前倒しできる時間(負の待ち)、ラグは先行の完了後に必要な待ち時間(正の待ち)を表す。同じ依存関係のままでも、リード・ラグの設定で全体の期間とクリティカルパスが変わる。
リード・ラグの具体例
「設計が7割終わった時点で実装に着手する」は終了-開始関係にリード5日を与える形で表現する。「コンクリート養生に7日」「発注から納品まで20日」は作業ではなく待ちなので、ダミーの作業を置かずラグとして設定するのが正しい。
リード・ラグは試験でどう引っ掛けられる?
リードを入れて工程を重ねることはファストトラッキング相当の前倒しであり、手戻りリスクを伴う。純粋な待ち時間であるラグと混同しない。またラグを作業として登録すると、要員が張り付いているように見えて資源計画が狂う。
リード・ラグと関連する用語
リード・ラグが出た過去問
IT投資に対する評価指標の設定に際し,バランススコアカードの手法を用いてKPIを設定する場合に,内部ビジネスプロセスの視点に立ったKPIの例はどれか。
正解:注文受付から製品出荷までの日数を3日短縮とする。
要点:BSCの4視点:財務・顧客・内部プロセス・学習と成長
バランススコアカードの内部ビジネスプロセスの視点は、業務プロセスそのものの効率や品質を測る。注文受付から出荷までの日数(リードタイム)の短縮は、社内の業務プロセスの改善度合いを示す指標なのでこの視点に当たる。営業利益率は財務、クレーム件数は顧客、研修受講率は学習と成長の視点である。
出典:平成29年度 春期 高度共通_午前I試験 am1 問24(IPA)IT投資に対する評価指標の設定に際し、バランススコアカードの手法を用いてKPIを設定する場合に、内部ビジネスプロセスの視点に立ったKPIの例はどれか。
正解:注文受付から製品出荷までの日数を3日短縮とする。
要点:BSCの内部ビジネスプロセス視点は業務効率・リードタイム
バランススコアカードは、財務・顧客・内部ビジネスプロセス・学習と成長の4つの視点から業績評価指標を設定する手法である。内部ビジネスプロセスの視点は、顧客満足や財務成果を生み出すために社内の業務プロセスをどう改善するかを見るもので、リードタイム短縮は代表的な指標である。
出典:平成30年度 秋期 高度共通_午前I試験 am1 問24(IPA)図は、実施する三つのアクティビティについて、プレシデンスダイアグラム法を用いて、依存関係及び必要な作業日数を示したものである。全ての作業を完了するための所要日数…
正解:12
要点:リードは後続を前倒し、ラグは後続を遅らせる
Aは0日目から6日目までかかる。AからBへは終了-開始関係でリード2日なので、BはAの終了より2日早い4日目に開始でき、4+7=11日目に終了する。CへはAとBの双方から開始-開始関係でラグ3日が付くので、Cの開始はA開始+3=3日目とB開始+3=7日目の遅いほうの7日目、終了は7+5=12日目となる。全体の所要日数はBの11日とCの12日の大きいほう、12日である。
出典:令和4年度 秋期 高度共通_午前I試験 am1 問18(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。