統合変更管理とは?とうごうへんこうかんり
統合変更管理とは、プロジェクトの進行中に出てくるあらゆる変更の要望を1か所で受け付け、範囲(スコープ)・日程・費用・品質への影響をまとめて評価したうえで、承認するか断るかを決め、承認したものだけを計画へ反映していくプロセス。判断は担当者個人ではなく変更管理委員会(CCB:Change Control Board)のような場で行い、決定と理由を記録に残す。ITパスポートではプロジェクトマネジメントの統合マネジメントの一部として出る。
最終更新:2026-10-10
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変更の要望は、それ単体で見ればたいてい「もっともな話」である。しかし1つ引き受けるたびに、担当者の空き時間、テストの回数、他の機能との整合が動く。窓口が分かれていると、営業が受けた約束、開発が良かれと思って足した機能、利用部門が直接頼んだ修正が、誰も全体を見ないまま積み上がり、気付いたときには納期が守れない。だから「変更は必ず1か所を通す」という決まりを先に作っておく。
具体例
稼働1か月前に利用部門から「帳票にもう1項目足してほしい」という依頼が来たとき、開発担当者がその場で引き受けるのではなく、変更管理委員会に諮る。影響を見積もるとテストのやり直しに3人日かかり、別の機能の修正も必要と分かったため、稼働後の次回改修へ回すことを決め、依頼者へ理由とともに回答して記録に残す。
試験での引っ掛け
扱う対象の取り違えが出題点。統合変更管理はプロジェクト計画全体に関わる変更要求を扱う上位のプロセスで、プログラムや文書の版を管理する構成管理、稼働中のシステムへの変更を扱うサービスマネジメントの変更管理とは別物である。また「変更をすべて断ること」でも「すべて受け入れること」でもなく、影響を評価したうえで決めることが本質である。
関連用語
出た過去問
出典:令和3年度 秋期 ITパスポート試験 問42(IPA)解説で登場
システム開発プロジェクトにおいて、利用者から出た要望に対応するために、プログラムを追加で作成することになった。このプログラムを作成するために、先行するプログラム…
正解:プロジェクト統合マネジメント
要点:変更要求の評価と計画への反映は統合マネジメント
プロジェクト統合マネジメントは、各知識領域にまたがる要素を調整して全体の整合を保つ領域で、変更要求を評価し、承認された変更を各計画に反映して関係者へ周知する統合変更管理を含む。要員の割当てや日程の見直しを一体として調整し、計画全体をまとめ直す活動がこれに当たる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。