故障率とは?こしょうりつ
故障率とは、機器が一定の時間あたりにどれくらいの割合で故障するかを表す、信頼性(壊れにくさ)の指標。ITパスポートでは、稼働率(全体の時間のうち機器が動いている時間の割合)・MTBF(平均故障間動作時間=故障から次の故障までの平均の動作時間)・MTTR(平均修復時間)と並ぶ「信頼性を表す指標」の一つとして出る。故障がほぼ偶然に起きる時期には、故障率はMTBFの逆数(1÷MTBF)になる。また故障率は使い始めてからの時間で変わり、初期故障期には下がり、偶発故障期にはほぼ一定、摩耗故障期には上がる。この形をグラフにすると浴槽の断面に似るので、バスタブ曲線と呼ぶ。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →背景
「この機械は丈夫だ」と言葉で言うだけでは、どの機種を買うか、予備を何台置くかを決められない。たくさんの機器を動かして「1時間あたり何台に1台が壊れるか」という割合に直せば、機種どうしを数字で比べられ、点検や交換の時期も計画できる。故障率は、壊れやすさを比べて手を打つために数にしたものである。
具体例
米国のクラウドバックアップ会社Backblazeは、自社で動かしている大量のハードディスクについて、1年間に何%が故障したかを機種ごとに公開している。同じ容量でも機種によって数字に差があり、買う機種を選ぶ材料になる。計算の例として、MTBFが500時間の機器なら、故障率は1÷500=0.002で、1時間あたり0.2%の割合で故障すると読む。
試験での引っ掛け
バスタブ曲線の3つの時期で、故障率の向きを入れ替えた選択肢が出る。初期故障期は「時間とともに下がる」、偶発故障期は「時間に関係なくほぼ一定」、摩耗故障期は「時間とともに上がる」である。また故障率はMTBFの逆数であって、MTTR(直すのにかかる時間)の逆数ではない。稼働率(全体の時間のうち動いている時間の割合)と混同しないこと。
関連用語
出た過去問
出典:平成30年度 秋期 ITパスポート試験 問58(IPA)
装置のライフサイクルを故障の面から見てみると、時間経過によって初期故障期、偶発故障期及び摩耗故障期に分けられる。最初の初期故障期では、故障率は時間の経過とともに…
正解:バスタブ曲線
要点:故障率が初期高・中期一定・末期上昇の形がバスタブ曲線
初期に高く、その後低く安定し、末期に再び上がるという故障率の推移は、横軸を時間、縦軸を故障率としてグラフに描くと浴槽を横から見たような形になる。この形状からこの曲線の名がついた。初期故障は設計・製造上の欠陥、偶発故障は偶然の要因、摩耗故障は部品の劣化が主な原因である。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。