パスワードの総数(文字種と桁数)とは?ぱすわーどのそうすう
パスワードの総数(文字種と桁数)とは、作れるパスワードが何通りあるかは、使える文字の種類数を桁数の回だけ掛け合わせた累乗で数える。文字がM種類で長さがn桁ならM^n通りになる。桁数が掛ける回数(指数)の側にあるため、1桁伸ばすたびに総数は文字種の数(M)倍に跳ね上がる。長いパスワードが総当たり攻撃に強いのは、この増え方の違いによる。
最終更新:2026-10-10
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総当たり攻撃は、作れるパスワードを片端から試していく攻撃なので、破られるまでの時間は候補の総数でほぼ決まる。つまり強さの議論は「何通りあるか」の計算に置き換えられ、だからこそ数え方そのものが出題される。桁数を伸ばす対策と記号を混ぜる対策のどちらが効くのかを、感覚ではなく式で答えられることが求められている。
具体例
数字だけ4桁なら10^4=10,000通りで、キャッシュカードの暗証番号がこの規模。同じ4桁でも英小文字26種を使えば26^4=456,976通りになる。文字種を26種のまま8桁に伸ばすと26^8=約2,088億通り(208,827,064,576通り)で、桁を増やしたほうが桁違いに効くことが数字で確かめられる。
試験での引っ掛け
「文字種×桁数」と掛け算にする誤りが定番で、選択肢にはM×nやn×Mが必ず並ぶ。正しくは累乗のM^nである。M^n−1のように1を引く形も出るが、どの桁にも全種類を置ける前提なら引く理由はない。「n桁以下」と長さに幅がある問い方では、桁ごとの通り数を足し合わせる点にも注意。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成26年度 春期 ITパスポート試験 問51(IPA)解説で登場
パスワードの解読方法の一つとして、全ての文字の組合せを試みる総当たり攻撃がある。“0”から“9”の10種類の文字を使用できるパスワードにおいて、桁数を4桁から6…
正解:100
要点:10種類2桁増で試行回数は100倍(10のn乗)
使える文字が10種類なので、桁数nのパスワードの総数は10のn乗になる。4桁なら1万通り、6桁なら100万通りであり、最大試行回数は100万÷1万で100倍になる。桁数を2桁増やすと、文字種の2乗すなわち10×10倍に膨らむということである。
出典:平成28年度 秋期 ITパスポート試験 問61(IPA)
パスワードの長さが8文字で,各文字に使用できる文字の種類がM種類のとき,設定できるパスワードの総数を表す式はどれか。
正解:M^8
要点:パスワードの総数は文字種の桁数乗で求める
各桁にM通りの選択肢があり、それが8桁分独立に選べるので、組合せの総数はMを8回掛けたM^8となる。文字種と桁数は掛け算ではなく累乗の関係になる点が要点である。
出典:平成29年度 秋期 ITパスポート試験 問59(IPA)
コンピュータなどのアカウントに設定するパスワードに関し、使用する文字種や長さなどの条件を定めたものはどれか。
正解:パスワードポリシ
要点:パスワードポリシは文字種・長さ等の規則を定めたもの
パスワードポリシは、使用する文字種の組合せや最低文字数、有効期限、再利用の可否などのルールを定めたものである。組織として一定の強度を保つことで、推測や総当たりによる破られやすさを下げる狙いがある。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。