チェックディジットとは?ちぇっくでぃじっと
チェックディジットとは、番号の打ち間違いをその場で見つけるために、他の桁から決まった計算式で導いて末尾などに付け足しておく検査用の数字。入力された番号で同じ計算をやり直し、付いている数字と一致しなければ誤りと判定する。1桁で済むので、番号の長さをほとんど増やさずに検査を仕込める。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →背景
手入力の口座番号や伝票番号では、1桁の打ち間違いや隣り合う数字の入れ替わりが避けられない。誤ったまま処理が流れると別人へ送金してしまうため、目視の確認に頼らず、番号そのものに検算のしかけを埋め込み、入力した瞬間に画面上で弾けるようにした。人手の照合を挟まずに済むので、窓口や通販の受付のように速さが要る場面ほど効く。
具体例
書籍のISBNや、クレジットカード番号の末尾1桁がこれにあたる。通販サイトでカード番号を1桁打ち間違えると、カード会社に問い合わせるより前に画面上で「番号が正しくありません」と表示されるのは、この計算が合わないため。
試験での引っ掛け
できるのは誤りを見つけることだけで、正しい値へ直すことはできない。誤りの訂正までできるのは誤り訂正符号(ハミング符号など)という別の仕組みで、ここを入れ替えた選択肢が出る。桁を増やして番号の種類を増やす仕組みでもない点も押さえる。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成22年度 秋期 ITパスポート試験 問15(IPA)
JANコードを構成している項目の組合せのうち、適切なものはどれか。JANコードの構成:[ a ],商品アイテムコード,[ b ]
正解:a:メーカコード b:チェックディジット
要点:JANコード=メーカ+商品アイテム+チェックディジット
JANコードは、事業者を識別するメーカコード(GS1事業者コード)、事業者が自社の商品ごとに割り当てる商品アイテムコード、読み取り誤りを検出するためのチェックディジットで構成される。価格や小売店の情報はコード自体には含まれず、店舗側のシステムで商品コードから引き当てる(PLU方式)。
出典:平成22年度 秋期 ITパスポート試験 問61(IPA)
表計算ソフトを用いて社員コード中のチェックディジットを検算する。社員コードは3けたの整数値で、最下位の1けたをチェックディジットとして利用しており、上位2けたの…
正解:剰余(整数部(A2/100)+剰余(整数部(A2/10),10),10)
要点:各けたの取り出しは商と剰余の組合せで行う
3けたの社員コードから百の位は「整数部(値÷100)」で取り出せ、十の位は「整数部(値÷10)」の値を10で割った剰余として取り出せる。この二つを足し、その1の位を得るためにさらに10の剰余をとればチェックディジットになる。例えば370なら3+7=10で1の位は0となり、実際の最下位けたと一致する。
出典:平成22年度 秋期 ITパスポート試験 問88(IPA)
9けたの数字に対して、次のルールでチェックディジットを最後尾に付けることにした。チェックディジットを付加した10けたの数字として、正しいものはどれか。ルール1:…
正解:6655333331
要点:チェックディジットは各けたの和を1けたに畳んで検証
上位9けたの数字を合計し、1けたになるまで各けたを足す操作を繰り返した結果が最後の1けたと一致していればよい。選択肢の4番目は6+6+5+5+3+3+3+3+3=37、続いて3+7=10、さらに1+0=1となり、末尾の1と一致する。
出典:平成22年度 春期 ITパスポート試験 問24(IPA)解説で登場
JANコード中にデータとして組み込まれている情報はどれか。
正解:商品の製造会社
要点:JANコードは国・メーカ・商品の識別情報を持つ
JANコードは、国コード、商品メーカを表すコード、商品を識別するアイテムコード、チェックディジットで構成される。したがってコード自体から読み取れるのは、どの国のどの事業者のどの商品かという情報である。製造日やロット番号、流通経路は含まれず、必要ならば別の管理システムで扱う。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。