カニバリゼーションとは?かにばりぜーしょん
カニバリゼーションとは、自社の新製品・新チャネルが、自社の既存製品・既存チャネルの売上を食い合う共食い現象。市場全体が拡大せず社内で顧客が移動するだけなら、売上は横ばいで開発費だけ増える。ただし他社に食われるくらいなら自社で食う「計画的カニバリ」が正解になる場面もある点が判断の要。
最終更新:2026-10-10
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新しい商品やサービスを出せば売上が増えると期待して始めたのに、買う人が自社の既存商品から乗り換えただけで、全体の売上が増えなかった、ということが起こる。新商品の売上だけを見て成功と判断すると、既存商品の落ち込みを見逃す。そのため、自社の他の商品への影響も含めて評価する必要があり、この現象に名前がつけられている。
具体例
買い切り型パッケージを売る企業がサブスク(月額などで使う分だけ払う形)版を出すと、既存顧客が乗り換えて初年度売上は落ちる。それでも競合がサブスクで攻めてくるなら、自社で置き換えたほうが顧客を失わない。評価は製品単体の売上ではなく、全社の顧客数とLTV(Life Time Value:顧客生涯価値。1人の顧客が取引を続ける間にもたらす利益の合計)で行う。
試験での引っ掛け
常に避けるべき現象と決めつけないこと。新規需要の取り込み分が食い合い分を上回るなら実施が合理的である。またチャネル間(自社EC対代理店)でも起きるため、製品間の話に限定した選択肢は不十分となる。
関連用語
出た過去問
出典:平成27年度 春期 ITパスポート試験 問17(IPA)解説で登場
企業の商品戦略上留意すべき事象である“コモディティ化”の事例はどれか。
正解:新商品を投入したところ、他社商品が追随して機能の差別化が失われ、最終的に低価格化競争に陥ってしまった。
要点:コモディティ化は機能差の消失により価格競争に陥ること
コモディティ化とは、当初は差別化されていた商品の機能や品質が各社で横並びになり、顧客から見て「どれも同じ」となって価格でしか選ばれなくなる現象を指す。結果として価格競争に陥り、利益率が低下しやすい。自社製品同士の食い合いはカニバリゼーション、値引きによる評価の低下はブランド毀損であり、いずれも別の概念である。
出典・参考
公式シラバスの2 経営戦略 > 9. 経営戦略手法 > (2) 経営戦略に関する用語に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。