STPとは?えすてぃーぴー
STPとは、市場を切り分けて狙いを定め、立ち位置を決めるまでの3段階からなるマーケティングの手順。年齢や地域、用途などで市場を細かく分けるセグメンテーション、その中から自社が狙う層を選ぶターゲティング、競合と比べて自社をどう位置づけるかを決めるポジショニングの順に進める。
最終更新:2026-10-10
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誰にでも売れる商品を目指すと、訴える点がぼやけて誰の心にも刺さらず、広告費も薄く広がって効きが悪くなる。限られた資源を最も響く相手に集中させるための手順がSTPである。ここで狙いを固めてから、製品・価格・流通・販促の4Pで具体策を組む、という前後関係で使われる。試験では3段階の順序と、各段階が何をするのかを問う形で出る。
具体例
ワークマンは、職人向けだった機能性の高い作業服を一般の消費者向けに位置づけ直し、ワークマンプラスを展開した。市場をアウトドアや普段使いの層に分け(S)、価格を重視する層を狙いに定め(T)、「高機能なのに低価格」という立ち位置を打ち出した(P)流れがそのまま当てはまる。
試験での引っ掛け
最後のPをプロモーションやプロダクトと読み違えるのが定番で、正しくはポジショニングである。市場を切るのがS、狙いを定めるのがT、競合との違いを位置づけるのがPという対応を押さえる。STPで狙いを決めてから4Pで手段を決めるという順序も問われ、逆にはならない。
関連用語
出た過去問
出典:平成28年度 秋期 ITパスポート試験 問20(IPA)
A社は競合する他社とのポジショニングの分析を行った。3社の中でA社が最高の評価を得るには,A社のブランドの評価項目は,最低何ポイントが必要か。なお,各評価項目の…
正解:8
要点:重み付き評価は各項目の重み×点数の合計で比較
重み付き合計を計算すると、B社は9+28+30+12で79点、C社は6+36+21+20で83点になる。A社はブランド以外で10+40+18の68点なので、最高評価となるには68+2x>83、すなわち2x>15が必要である。整数の評価点では x=8 のとき84点となり最小値を満たす。
出典:平成30年度 秋期 ITパスポート試験 問2(IPA)
マーケティング戦略の策定において、自社製品と競合他社製品を比較する際に、差別化するポイントを明確にすることを表す用語として、適切なものはどれか。
正解:ポジショニング
要点:競合と比べた自社の立ち位置を決めるのがポジショニング
市場を細分化し(セグメンテーション)、狙う市場を選び(ターゲティング)、その市場で自社製品をどう位置づけるかを決める一連の流れをSTPと呼ぶ。このうち最後の段階が、競合と比べた自社の立ち位置・差別化の軸を明確にする作業にあたる。価格帯や品質、用途などの2軸マップ上で自社と競合を配置して検討することが多い。
出典:令和7年度 秋期 ITパスポート試験 問35(IPA)
マーケティング戦略の策定プロセスのうち、自社製品の差別化ポイントを明確化するものはどれか。
正解:ポジショニング
要点:ポジショニングは競合と比べた自社の立ち位置を定める
STP分析では、市場を切り分けるセグメンテーション、狙う層を選ぶターゲティングに続き、ポジショニングで自社製品が競合と比べてどこに位置し、何を強みとして選ばれるのかを定める。つまり差別化ポイントを明確にする工程がポジショニングである。ここで定めた位置付けを踏まえて、具体的な4P(製品・価格・流通・販促の4つの施策)の施策を組み立てる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。