EUC(エンドユーザコンピューティング)とは?えんどゆーざこんぴゅーてぃんぐ
EUC(エンドユーザコンピューティング)とは、情報システム部門ではなく、業務部門の利用者自身が、表計算や、プログラムを書かずに仕組みを作れるノーコードツールで、必要な処理を作り運用すること。現場の要求に素早く応えられる反面、品質・セキュリティ・保守性が担保されず、作成者の異動で誰も直せない資産が残るリスクを伴う。
最終更新:2026-10-10
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現場の担当者は、自分の仕事の細かい事情を誰よりも知っている。情報システム部門に頼んで待つより、自分で表計算を使って作るほうが早い。そこでEUCが生まれたが、作った本人しか中身が分からないものが業務の中心に居座る問題も抱えた。便利さを残しつつ、後から困らないよう管理の線を引く必要が出てきた。
具体例
経理担当者が作った集計マクロ(表計算の操作を自動で実行する仕組み)が月次決算の必須手順になり、作成者の退職後は誰も改修できない状態に陥る。対策として、利用ツールと保存場所を標準化し、業務影響の大きいものは棚卸しして情報システム部門の管理下へ移す運用を定める。
試験での引っ掛け
EUCは禁止すればよいという話ではない。禁じれば、会社が把握・管理していないIT利用(シャドーIT)へ潜るだけで、可視性がさらに落ちる。重要度に応じて「自由に作ってよい範囲」と「正式資産として管理する範囲」を線引きし、後者に文書化とレビューを課すのが定石。
関連用語
出た過去問
出典:令和3年度 秋期 ITパスポート試験 問15(IPA)
A社の情報システム部門は、B社のソフトウェアパッケージを活用して、営業部門が利用する営業支援システムを構築することにした。構築に合わせて、EUC (End Us…
正解:A社の営業部門
要点:EUCは利用部門自身がデータ活用を行う考え方
EUCは、システムの利用部門である業務担当者自身がデータ抽出や加工、資料作成を行う考え方である。したがって、営業支援システムであれば利用者である営業部門が主体となって運用する。情報システム部門や外部ベンダは基盤整備や支援を担うが、EUCの担い手ではない。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。