調達選定基準(提案評価)とは?ちょうたつせんていきじゅん(ていあんひょうか)
調達選定基準は、複数の会社から出てきた提案書と見積りを比べて発注先を決めるために、あらかじめ決めておく評価の物差しである。価格だけでなく、技術力、同種の実績、納期、保守やサポートの体制などに配点と重みを付けて点数化する。提案を受け取る前に用意しておく点が問われる。
最終更新:2026-10-10
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提案を読んでから基準を決めると、選びたい会社に有利な理由を後から作れてしまう。落ちた会社にも社内にも説明がつかず、後で「なぜあの会社なのか」と蒸し返される。先に物差しを決めて相手にも示しておけば、評価は当てはめる作業になり、担当者の好みや取引の付き合いで決まらない。調達を個人の判断から組織の手続へ移すための仕組みである。
具体例
デジタル庁や地方自治体のシステム調達では、価格点と技術点の配点をあらかじめ公表する総合評価落札方式が使われている。社内でも、勤怠システムの入替えでベンダー3社へ提案依頼書(RFP:Request For Proposal)を送るときに、価格40点・機能の適合30点・実績20点・サポート体制10点という配点を先に決めておく。
試験での引っ掛け
調達の流れの中で、どの段階の作業かを問う出題がある。経営の要求や課題の確認と費用対効果の予測はシステム化計画の段階、ベンダの評価基準を作るのはその後の調達計画の段階であり、要件定義とも別である。もう一つ、総合評価は最安値を機械的に選ぶ方式ではない。価格だけで決めると実現性や保守体制を見落とすため、価格の配点を高くしすぎないことが要点になる。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。