自己資本比率・ROE・ROAとは?
自己資本比率・ROE・ROAとは、自己資本比率は総資産に占める自己資本(返済不要の純資産)の割合で、財務の安全性を示す。ROEは自己資本に対する当期純利益の割合で、株主から見た収益性を示す。ROAは総資産に対する利益の割合で、総資産をどれだけ効率的に利益に変えたかを示す。
ITパスポートの過去問では8回出題されています(2012年度〜2026年度)。
じこしほんひりつ・あーるおーいー・あーるおーえー
自己資本比率・ROE・ROAの意味
自己資本比率は総資産に占める自己資本(返済不要の純資産)の割合で、財務の安全性を示す。ROEは自己資本に対する当期純利益の割合で、株主から見た収益性を示す。ROAは総資産に対する利益の割合で、総資産をどれだけ効率的に利益に変えたかを示す。
自己資本比率・ROE・ROAの具体例
自己資本比率が低い(借入への依存度が高い)会社ほど、同じ利益額でもROEが高く出やすい。ROAはROEと自己資本比率の掛け算に近い関係で結び付けて理解される。
自己資本比率・ROE・ROAは試験でどう引っ掛けられる?
借入を増やして自己資本を相対的に小さくすると、利益額が同じでもROEは見かけ上高くなる(財務レバレッジ効果)点が計算問題で問われる。
自己資本比率・ROE・ROAと関連する用語
自己資本比率・ROE・ROAが出た過去問
自己資本利益率を次の式で算出するとき、aに入れる適切な字句はどれか。 自己資本利益率 = 売上高利益率 × a
正解:自己資本回転率
要点:ROE=売上高利益率×自己資本回転率に分解できる
自己資本利益率(ROE)は利益÷自己資本である。これを(利益÷売上高)×(売上高÷自己資本)と分解すると、前者が売上高利益率、後者が自己資本回転率になる。したがって空欄には自己資本回転率が入る。収益性と資本の回転効率の掛け算でROEが決まるという見方である。
出典:平成24年度 春期 ITパスポート試験 問25(IPA)ROE(Return On Equity)を説明したものはどれか。
正解:自己資本に対して、どれだけの利益を生み出したかを表す指標
要点:ROEは自己資本に対する利益率。株主目線の収益性指標
ROE(自己資本利益率)は、当期純利益を自己資本で割った比率で、株主が出したお金がどれだけ効率よく利益を生んだかを示す。分母が自己資本に限られる点が、負債も含めた総資産を分母とするROAとの違いである。
出典:平成25年度 秋期 ITパスポート試験 問3(IPA)ROE(Return on Equity)を説明したものはどれか。
正解:自己資本に対する収益性を表した指標
要点:ROEは当期純利益÷自己資本で測る株主資本の収益性
ROE(自己資本利益率)は、当期純利益を自己資本で割って求める指標で、株主が出したお金をどれだけ効率よく利益に変えたかを示す。分母が自己資本であることから、収益性のうち特に株主資本の運用効率を測る尺度と位置づけられる。
出典:平成25年度 春期 ITパスポート試験 問2(IPA)財務分析によって得られる指標とその値に関する記述a〜cのうち、適切なものだけを全て挙げたものはどれか。 a 自己資本比率は、数値が大きいほど財務の安全性が高いと…
正解:a
要点:自己資本比率は高いほど安全、流動比率も高いほど安全
自己資本比率は総資本に占める返済不要の自己資本の割合で、大きいほど財務の安全性が高いのでaは正しい。総資産回転率は売上高÷総資産であり、大きいほど資産が効率よく回っていて回転期間はむしろ短くなるためbは誤り。流動比率は流動資産÷流動負債で、大きいほど短期の支払能力が高いのでcも誤り。よって適切なのはaだけである。
出典:平成29年度 秋期 ITパスポート試験 問7(IPA)次の計算式で算出される財務指標はどれか。 当期純利益/自己資本×100
正解:ROE
要点:当期純利益÷自己資本はROE(自己資本利益率)
株主が出資した資本を使ってどれだけ利益を上げたかを示す指標で、当期純利益を自己資本で割って求める。分母が総資産であれば総資産利益率、自己資本が総資本に占める割合であれば自己資本比率になる。分母が何かを見れば区別できる。
出典:平成30年度 秋期 ITパスポート試験 問24(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。