ROA(総資産利益率)とは?
ROA(総資産利益率)とは、企業が保有する総資産をどれだけ効率的に活用して利益を生み出したかを示す財務指標で、当期純利益を総資産で割って算出する(ROA=当期純利益÷総資産×100)。負債による資金調達も含めた企業全体の資産の収益効率を評価する指標であり、自己資本のみに着目するROE(自己資本利益率)と対になる代表的な収益性指標である。
ITパスポートの過去問では3回出題されています(2013年度〜2020年度)。
あーるおーえー
ROA(総資産利益率)の意味
企業が保有する総資産をどれだけ効率的に活用して利益を生み出したかを示す財務指標で、当期純利益を総資産で割って算出する(ROA=当期純利益÷総資産×100)。負債による資金調達も含めた企業全体の資産の収益効率を評価する指標であり、自己資本のみに着目するROE(自己資本利益率)と対になる代表的な収益性指標である。
ROA(総資産利益率)の具体例
総資産10億円の企業が当期純利益5000万円を計上した場合、ROAは5%となり、保有資産をどの程度効率よく利益に結び付けられたかを示す。
ROA(総資産利益率)は試験でどう引っ掛けられる?
ROAは総資産(負債+自己資本)を基準にするのに対し、ROEは自己資本のみを基準にする点が異なり、借入を増やすとROEは上がってもROAは変わらない場合があるという違いが問われやすい。
ROA(総資産利益率)と関連する用語
ROA(総資産利益率)が出た過去問
ROE(Return On Equity)を説明したものはどれか。
正解:自己資本に対して、どれだけの利益を生み出したかを表す指標
要点:ROEは自己資本に対する利益率。株主目線の収益性指標
ROE(自己資本利益率)は、当期純利益を自己資本で割った比率で、株主が出したお金がどれだけ効率よく利益を生んだかを示す。分母が自己資本に限られる点が、負債も含めた総資産を分母とするROAとの違いである。
出典:平成25年度 秋期 ITパスポート試験 問3(IPA)次の計算式で算出される財務指標はどれか。 当期純利益/自己資本×100
正解:ROE
要点:当期純利益÷自己資本はROE(自己資本利益率)
株主が出資した資本を使ってどれだけ利益を上げたかを示す指標で、当期純利益を自己資本で割って求める。分母が総資産であれば総資産利益率、自己資本が総資本に占める割合であれば自己資本比率になる。分母が何かを見れば区別できる。
出典:平成30年度 秋期 ITパスポート試験 問24(IPA)企業の収益性を測る指標の一つであるROEの“E”が表すものはどれか。
正解:Equity(自己資本)
要点:ROEのEはEquity(自己資本)。分母は総資産でない
ROEは自己資本利益率(Return On Equity)の略で、Eは自己資本を意味するEquityである。当期純利益を自己資本で割って求め、株主が出した資本をどれだけ効率よく利益に変えたかを示す。総資産を分母にするROA(Return On Assets)と混同しないように区別して覚えるとよい。
出典:令和2年度 10月 ITパスポート試験 問30(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。