株式公開(IPO)とは?
株式公開(IPO)とは、それまで創業者や一部の関係者しか保有していなかった未上場企業の株式を証券取引所に上場し、広く一般の投資家が売買できるようにすること。市場から大きな資金を調達でき、知名度と信用力が上がる一方、決算の開示義務や内部統制報告といった上場企業としての管理コストが重くなり、株式が広く分散することで買収されるリスクも生じる。
ITパスポートの過去問では8回出題されています(2010年度〜2025年度)。
かぶしきこうかい
株式公開(IPO)の意味
それまで創業者や一部の関係者しか保有していなかった未上場企業の株式を証券取引所に上場し、広く一般の投資家が売買できるようにすること。市場から大きな資金を調達でき、知名度と信用力が上がる一方、決算の開示義務や内部統制報告といった上場企業としての管理コストが重くなり、株式が広く分散することで買収されるリスクも生じる。
株式公開(IPO)の具体例
創業10年のソフトウェア会社が東京証券取引所グロース市場へ新規上場し、新株の発行で調達した資金を開発拠点の増強に充てる。上場後は四半期ごとの決算開示と有価証券報告書の提出が義務づけられる。
株式公開(IPO)は試験でどう引っ掛けられる?
似た説明との取り違えが定番。株主でない専門家に経営を任せるのは所有と経営の分離、企業どうしが株式を持ち合うのは株式持合い、自社株と被買収企業の株式を交換するのは株式交換による買収であり、どれも株式公開ではない。名前の似た株式公開買付け(TOB)は市場外で株式を買い集める行為で、意味は正反対である。
株式公開(IPO)と関連する用語
株式公開(IPO)が出た過去問
TOBの説明として、適切なものはどれか。
正解:買付け価格と期間を公表し、不特定多数の株主から株式を買い集めること
要点:TOBは価格と期間を公表して株式を買い集める手法
TOB(Take Over Bid、株式公開買付け)は、買付価格・買付株数・買付期間をあらかじめ公告し、市場外で不特定多数の株主から株式を買い集める手法である。買収や子会社化を目的に用いられ、株主に平等な売却機会を与えるため手続が法律で定められている。自社株買いや経営陣による買収とは主体・目的が異なる。
出典:平成22年度 春期 ITパスポート試験 問17(IPA)企業の経営状況を外部に公開することを何というか。
正解:ディスクロージャ
要点:ディスクロージャは経営状況を外部へ公開すること
ディスクロージャとは、企業が財務状況や経営成績などの情報を投資家や社会へ公開することをいう。投資判断に必要な情報を適時・適切に開示することで、市場の信頼を確保する狙いがある。株式を市場に上場させる株式公開とは意味が異なるので混同しない。
出典:平成22年度 春期 ITパスポート試験 問19(IPA)株式公開を説明したものはどれか。
正解:未上場の自社の株式を証券市場に流通させること
要点:株式公開は未上場株を証券市場に上場して流通させること
株式公開(IPO)は、それまで限られた株主しか保有していなかった未上場企業の株式を証券市場に上場し、広く一般の投資家が売買できるようにすることである。市場からの資金調達や知名度向上といった利点がある一方、情報開示の義務が重くなる。
出典:平成24年度 春期 ITパスポート試験 問28(IPA)TOBの説明として、適切なものはどれか。
正解:買付の期間、株数、価格などを公表して、市場外で特定企業の株式を買い付けること
要点:TOBは条件を公告して市場外で株式を買い集める公開買付け
TOB(株式公開買付け)は、買付価格・株数・期間などを事前に公告し、取引所を通さずに不特定多数の株主から株式を買い集める方法である。経営権の取得を目的とした買収の手段として使われ、条件が公開されるため既存株主も応じるかどうかを判断できる。
出典:平成25年度 秋期 ITパスポート試験 問26(IPA)TOBの説明として、最も適切なものはどれか。
正解:経営権の取得や資本参加を目的として、買い取りたい株数、価格、期限などを公告して不特定多数の株主から株式市場外で株式を買い集めること
要点:TOBは条件を公告して市場外で株式を買い集める
TOB(株式公開買付け)は、買付価格・買付予定株数・期間などをあらかじめ公告したうえで、取引所を通さずに不特定多数の株主から直接株式を買い集める手続である。経営権の取得や資本参加を目的として行われ、条件が公開されるため既存株主が売却を判断できる点に特徴がある。
出典:平成26年度 秋期 ITパスポート試験 問8(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。