改善勧告・フォローアップとは?
改善勧告・フォローアップとは、監査報告書で指摘した問題点について改善を促す「改善勧告」と、その後実際に改善が行われたかを確認する「フォローアップ」。監査は指摘して終わりではなく、改善の実現まで確認することが重要とされる。
ITパスポートの過去問では6回出題されています(2010年度〜2024年度)。
かいぜんかんこく・ふぉろーあっぷ
改善勧告・フォローアップの意味
監査報告書で指摘した問題点について改善を促す「改善勧告」と、その後実際に改善が行われたかを確認する「フォローアップ」。監査は指摘して終わりではなく、改善の実現まで確認することが重要とされる。
改善勧告・フォローアップの具体例
監査で指摘したアクセス権限の不備について、対象部門が改善策を実施したかどうかを一定期間後に再確認する。
改善勧告・フォローアップは試験でどう引っ掛けられる?
勧告するのは監査人、実施するのは被監査部門。フォローアップも改善されたかを確認するまでで、監査人が改善作業そのものに手を出すと独立性を損なう。指摘して終わりでもない。
改善勧告・フォローアップと関連する用語
改善勧告・フォローアップが出た過去問
システム監査の流れの中で、被監査側が実施するものはどれか。
正解:業務改善
要点:改善の実施は被監査部門、確認は監査人
システム監査では、監査人が計画を立て、監査を実施し、報告書にまとめて改善を勧告する。勧告を受けて実際に業務を改めるのは被監査部門の役割であり、監査人はその後、改善が行われたかをフォローアップとして確認する。監査人は独立性を保つため、自ら改善作業を行うことはしない。
出典:平成22年度 秋期 ITパスポート試験 問36(IPA)内部監査として社内で実施したシステム監査の結果を踏まえて行われる改善活動のうち、システム監査人が実施するものはどれか。
正解:改善実施状況を把握してその改善結果を評価する。
要点:監査人は改善を実施せず、状況の確認と評価を行う
システム監査人は独立した立場から点検・評価し、改善を助言する役割を担う。改善策の決定や実施、その計画の承認は被監査部門や経営者の責任であり、監査人がこれを行うと独立性が損なわれる。監査人が担うのは、指摘に対する改善が実際に進んでいるかを確認し、その結果を評価するフォローアップである。
出典:平成25年度 秋期 ITパスポート試験 問38(IPA)システム監査に関する説明として、適切なものはどれか。
正解:情報システムに関わるリスクに対するコントロールが適切に整備・運用されているかどうかを検証すること
要点:システム監査はリスク対応の統制が機能しているかを検証する
システム監査は、独立した立場の監査人が、情報システムに関わるリスクに対するコントロール(統制)が適切に整備され、意図したとおり運用されているかを検証・評価し、結果を報告する活動である。助言や改善勧告を通じて情報システムの信頼性・安全性・効率性の向上に寄与する。
出典:平成29年度 秋期 ITパスポート試験 問44(IPA)システム監査の実施後に,評価結果を受けて被監査部門がまとめるものとして,適切なものはどれか。
正解:改善計画書
要点:監査指摘を受け被監査部門が作るのは改善計画書
システム監査では、監査人が監査報告書によって指摘事項や改善勧告を経営者へ伝える。それを受けて、指摘された問題にどう対処するかを具体的な施策・担当・期限としてまとめるのは被監査部門の役割であり、その文書が改善計画書に当たる。監査人はその後、改善状況をフォローアップして実施を確かめる。
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験 問42(IPA)システム監査の業務は、監査計画の立案、監査証拠の入手と評価、監査手続の実施、監査報告書の作成、フォローアップのプロセスに分けられる。これらのうち、適切な対策の実…
正解:フォローアップ
要点:フォローアップで改善提案の実施状況を確認・指導する
システム監査の一連の流れの最後にあるフォローアップは、報告書で示した改善提案が実際に実施されているかを確認し、必要に応じて助言や指導を行うプロセスである。指摘して終わりでは改善につながらないため、実施状況を追跡することに意味がある。ただし監査人は独立性を保つ立場なので、改善作業そのものを代行するわけではない。
出典:令和1年度 春期 ITパスポート試験 問55(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。