回帰分析とは?かいきぶんせき
回帰分析とは、予測に使う値(説明変数)から、予測したい値(目的変数)を求める式を、実測データに最もよく当てはまるように求める手法。説明変数が1つで直線を当てはめるものを単回帰分析といい、係数は残差(実測値と予測値の差)の2乗和を最小にする最小二乗法で決める。需要予測や工数見積りに使われる。説明変数が2つ以上あるものは重回帰分析といい、例えば開発規模と要員の熟練度の両方から工数を予測するときに使う。
最終更新:2026-10-10
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過去の開発規模(KLOC。プログラムの行数を千行単位で数えた値)と工数(人月。1人が1か月でこなす作業量を1とした単位)の実績から、工数=3.2×規模+15 といった式を求め、新規案件の規模を入れて工数を見積もる。式がデータにどれだけよく合うかは決定係数で評価し、これは相関係数(2つの量が一緒に増減する度合い)の2乗にあたる。
試験での引っ掛け
最小二乗法が最小にするのは残差の2乗和であって、残差の単純な合計ではない(正負が打ち消し合うため)。またデータの範囲を大きく外れた値の予測(外挿)は信頼できない点も押さえる。
関連用語
出た過去問
出典:令和6年度 秋期 ITパスポート試験 問14(IPA)
ある商品の販売量と気温の関係が一次式で近似できるとき、予測した気温から商品の販売量を推定する手法として、適切なものはどれか。
正解:回帰分析
要点:回帰分析は関係式を求めて数値を予測する手法
回帰分析は、ある変数(気温など)から別の変数(販売量など)を説明・予測する関係式を、実測データから統計的に求める手法です。関係が一次式で近似できる場合は単回帰分析にあたり、得られた直線の式に予測気温を代入すれば販売量の推定値が得られます。予測を目的とする点が、最適化や優先順位付けの手法との違いです。
出典:令和7年度 秋期 ITパスポート試験 問41(IPA)
システム開発プロジェクトで使用される技法のうち、スケジュール作成に用いる技法として、適切なものだけを全て挙げたものはどれか。 a DFD(Data Flow D…
正解:c, d
要点:日程計画の技法はクリティカルパス法とPDM(作業の順序関係を矢印でつなぐ図法)
スケジュールを組み立てる技法には、作業の依存関係から最長経路を求めて全体の所要期間と余裕のない経路を明らかにするクリティカルパス法と、作業をノード、依存関係を矢印で表して順序を整理するプレシデンスダイアグラム法がある。したがってcとdが該当する。DFDは業務のデータの流れを表す設計技法、回帰分析は数値の関係を統計的に調べる手法で、日程計画の技法ではない。
出典・参考
公式シラバスの1 企業と法務 > 2. 業務分析・データ利活用 > (2) 業務分析と業務計画に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。