不良率とは?ふりょうりつ
不良率とは、検査した製品の総数に対して、規格を満たさなかった不良品が占める割合。不良品数を検査数で割って求め、百分率やppm(100万個あたりの個数)で表す。工程が安定しているかを測る代表的な品質指標である。抜取検査(製品の一部だけを抜き取って調べる検査)では、同じ条件で作った製品のまとまり(ロット)の不良率を推定して合格・不合格を判定する。管理図(測った値を時間の順に並べ、異常を見つけるためのグラフ)では、時間による変化を追う。
最終更新:2026-10-10
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すべてを検査すれば品質は分かるが、費用も時間も掛かるうえ、破壊検査では製品が残らない。そこで一部を抜き取って全体を推定する必要が生じ、その推定の対象として「全体のうちどれだけが不良か」という割合が必要になった。割合の形にしておけば、ロットの大小や生産量の違いによらず工程どうしを同じ物差しで比べられることも、この指標が定着した理由になっている。
具体例
トヨタ自動車の工程改善では、ある工程の不良率を1,000個あたり何個という形で測り、原因を特性要因図(結果と、それを生む原因を魚の骨の形に整理した図)で洗い出して対策後の値と比べる。半導体の製造では良品の割合を歩留りと呼び、不良率とちょうど裏返しの関係になる。
試験での引っ掛け
不良率と、抜取検査で不合格ロットが出る確率は別物で、両者を取り違えると判定の読みを誤る。故障率とも違い、こちらは使用中に壊れる割合を指す。
関連用語
出た過去問
出典:平成25年度 春期 ITパスポート試験 問7(IPA)
ある部品の生産ラインは二つの工程A,Bの順で構成されており、各工程の機械台数、部品1個の生産に要する作業時間、不良率は表のとおりである。1日の稼働時間を10時間…
正解:171
要点:直列工程の生産能力は前工程の良品数がボトルネックになる
稼働時間10時間は600分。工程Aは1台で1個3分なので600÷3=200個を処理でき、不良率5%を除くと良品190個が工程Bへ送られる。工程Bは1個2分で600分あれば300個まで処理できるため能力に余裕があり、受け取った190個が制約となる。ここから不良率10%を除くと190×0.9=171個が最終的な良品数となる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。