リーンスタートアップとは?りーんすたーとあっぷ
リーンスタートアップとは、必要最小限の機能だけを持つ試作品(MVP:Minimum Viable Product、実用最小限の製品)を短い期間で作って市場に出し、顧客の反応を測って学び、改良や方向転換を素早く繰り返すことで、新しい事業の成功の確率を高める手法。米国の起業家エリック・リースが提唱した。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →背景
新しい事業の失敗の多くは、作る技術が足りなかったからではなく、誰も欲しがらないものを作り込んでしまったことによる。1年かけて完璧な製品を作ってから売り出すと、需要が無いと分かるのは1年後で、それまでの費用は戻らない。作り込む前に小さく出して確かめる回数を増やせば、外れたときの損を小さくできる、という考え方から生まれた。
具体例
オンラインストレージのDropboxは、製品を作り込む前に使い方を説明する短い動画を公開し、利用を希望する人の登録数で需要があるかを確かめた。動画もMVPの一種で、反応が想定と違えば、狙う顧客や機能を変える方向転換(ピボット)に進む。
試験での引っ掛け
ITパスポートでは「顧客価値の検証を繰り返して新規事業の成功の可能性を高める手法」の名前として問われた。MVPは単に安く作った試作品ではなく、確かめたい仮説を検証できるものであることが条件。事前に完璧な計画を固めてから作るやり方とは考え方が逆になる。PoC(概念実証)とも別物で、PoCは「技術的に実現できるか」を確かめるのに対し、リーンスタートアップは「顧客が欲しがるか」を確かめる。
関連用語
出た過去問
出典:令和5年度 秋期 ITパスポート試験 問1(IPA)
新しいビジネスモデルや製品を開発する際に、仮説に基づいて実用に向けた最小限のサービスや製品を作り、短期に顧客価値の検証を繰り返すことによって、新規事業などを成功…
正解:リーンスタートアップ
要点:リーンスタートアップはMVPで仮説検証を高速に繰り返す手法
リーンスタートアップは、必要最小限の機能だけを備えた試作品(MVP)を素早く市場に出し、顧客の反応を測って学習し、方向転換(ピボット)するか継続するかを判断するサイクルを高速に回す事業開発手法である。「構築→計測→学習」のループを短期間で繰り返すことで、需要のない製品に資源を投じる失敗を早期に減らせる点が特徴。仮説検証を繰り返すという設問の説明はこの手法の定義そのものである。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。