リテンションとは?りてんしょん
リテンションとは、採用・育成した人材が辞めずに働き続けられるようにし、組織にとどめておく取り組み。給与や役職といった処遇だけでなく、仕事のやりがい、上司との関係、働き方の柔軟さまで含めて手を打つ点が特徴で、人的資源管理(HRM)を構成する柱の一つとして扱われる。
最終更新:2026-10-10
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人を採用して一人前に育てるには、募集費用と教育の時間がかかる。辞められればその投資は回収できず、残った社員に仕事が移って次の離職を呼ぶという連鎖も起きる。人手不足と転職の一般化により、新しく採ることよりも辞めさせないことのほうが安く確実だという判断へ変わり、定着を偶然任せにせず計画的に管理する考え方が広がった。試験では動機付け理論や人材育成の施策と結び付けて問われる。
具体例
サイボウズは働く時間や場所を社員が選べる人事制度を導入し、離職率が改善したことを公表している。カルビーが在宅勤務や勤務地の選択肢を広げた取り組みも、賃金の引き上げではなく働き方の自由度によって定着を図るリテンション施策にあたる。
試験での引っ掛け
同じ言葉が顧客の維持(既存顧客を離さないリテンションマーケティング)にも使われるため、人の話か顧客の話かを文脈で見分ける。採用活動そのものはリテンションではない。タレントマネジメントは適材適所の配置と育成が主眼で、定着に絞ったリテンションとは目的が異なる。
関連用語
出典・参考
公式シラバスの1 企業と法務 > 1. 経営・組織論 > (2) 経営管理に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。