ビジネスモデルとは?びじねすもでる
ビジネスモデルとは、誰にどんな価値を、どの経路で届け、どこから収益を得るかという、事業の儲けの仕組み全体を表した型。製品そのものではなく、顧客・提供する価値・届け方・費用と収益の関係の組み合わせを指す。情報システム戦略では、目指すビジネスモデルから逆算して必要なシステムの姿を描く。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →背景
良い製品を作れば売れるという前提が崩れ、同じ性能の製品でも、売り方と課金の仕方の違いで利益に大きな差が出るようになった。何を作るかとは別に、価値の届け方と対価の取り方を明示的に設計する必要がある。誰から対価を取るのか、どの経路で届けるのかまで含めて一つの型として扱えるようにするために置かれたのが、この概念である。
具体例
アドビはパッケージ売り切りから月額課金へ切り替え、同じソフトで収益の入り方を変えた。ジレットのように本体を安く売って替刃で稼ぐ型や、無料で使わせて一部の機能だけを有料にするフリーミアムの型も、よく引かれる例になる。
試験での引っ掛け
経営戦略と同じではない。どの市場でどう戦うかが経営戦略、その中で価値と対価がどう流れるかがビジネスモデルである。ビジネスモデルキャンバスは、このモデルを9つの枠に書き出して整理する道具の名前であって、モデルそのものではない。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成24年度 秋期 ITパスポート試験 問9(IPA)
インターネットを利用した企業広告に関する新たなビジネスモデルを考案し、コンピュータシステムとして実現した。この考案したビジネスモデルを知的財産として、法的に保護…
正解:特許法
要点:ITで実現したビジネスの仕組みは特許法(ビジネスモデル特許)で保護
特許法は、自然法則を利用した技術的思想の創作である発明を保護する。ビジネスの方法自体は発明に当たらないが、それをコンピュータやネットワークを使って具体的に実現した仕組みは「ビジネスモデル特許」として特許の対象になり得る。本問はシステムとして実現しているため特許法による保護が適切である。
出典:平成25年度 春期 ITパスポート試験 問11(IPA)
インターネットを利用した新たなビジネスモデルを保護する法律はどれか。
正解:特許法
要点:インターネットのビジネスモデルを守るのは特許法
インターネットを使った新しい商売の仕組みは、コンピュータやネットワークを用いた技術的な仕掛けを伴う発明として扱われ、いわゆるビジネスモデル特許として特許法の保護対象になり得る。著作権法は表現を、意匠法はデザインを、商標法は商品やサービスの目印を守る法律で、仕組み(アイデアの技術的実現)そのものは守らない。
出典:平成26年度 秋期 ITパスポート試験 問27(IPA)
ビジネスモデル特許として、特許法に基づく特許権が認められる対象となるものはどれか。
正解:顧客の要望に合わせてPCをカスタマイズできる、ITを利用した新たな受注の仕組み
要点:ビジネスモデル特許はITで実現した新しい業務の仕組み
ビジネスモデル特許は、事業の方法そのものではなく、ITを用いてその方法を実現する技術的な仕組みが、自然法則を利用した新規かつ進歩性のある発明といえる場合に認められる。注文の受け方という業務手順をITと結び付けた新しい仕組みは、この対象になり得る。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。