システム監査基準・システム管理基準とは?
システム監査基準・システム管理基準とは、経済産業省が策定した、システム監査の実施と情報システムの管理に関する指針。「システム監査基準」は監査人がどのような姿勢・手続で監査を行うべきかを定めた行為規範であり、「システム管理基準」は情報システムの企画・開発・運用・保守において組織が整備すべき管理策(コントロール)のあるべき姿を示した基準である。監査人はシステム管理基準を判断の物差し(監査の規準)として用い、被監査部門の実際の状況(監査の対象)と比較することで、管理の適切性を評価する。
ITパスポートの過去問では3回出題されています(2015年度〜2024年度)。
しすてむかんさきじゅん・しすてむかんりきじゅん
システム監査基準・システム管理基準の意味
経済産業省が策定した、システム監査の実施と情報システムの管理に関する指針。「システム監査基準」は監査人がどのような姿勢・手続で監査を行うべきかを定めた行為規範であり、「システム管理基準」は情報システムの企画・開発・運用・保守において組織が整備すべき管理策(コントロール)のあるべき姿を示した基準である。監査人はシステム管理基準を判断の物差し(監査の規準)として用い、被監査部門の実際の状況(監査の対象)と比較することで、管理の適切性を評価する。
システム監査基準・システム管理基準の具体例
監査人が「アクセス権限の付与に承認プロセスがあるか」をシステム管理基準に照らして確認し、規定と実態にギャップがあれば指摘事項として報告書にまとめる。
システム監査基準・システム管理基準は試験でどう引っ掛けられる?
システム監査基準(監査人の行動規範)とシステム管理基準(組織が守るべき管理策)は名前が似ているが役割が異なる、対になる2つの基準である点を混同しやすい。
システム監査基準・システム管理基準と関連する用語
システム監査基準・システム管理基準が出た過去問
組織が経営戦略と情報システム戦略に基づいて情報システムの企画・開発・運用・保守を行うとき、そのライフサイクルの中で効果的な情報システム投資及びリスク低減のための…
正解:システム管理基準
要点:システム管理基準は情報システムの統制、監査基準は監査人の行為規範
システム管理基準は、経済産業省が示す情報システムの企画から保守までのライフサイクル全体を対象とした実践規範で、投資効果を高めリスクを抑えるためのコントロールのあり方を定めている。監査を「する側」の行為規範ではなく、システムを管理・運用する組織側が備えるべき統制の基準である点が特徴。似た名前の基準と混同しやすいので、対象が管理側か監査側かで切り分けるとよい。
出典:平成27年度 春期 ITパスポート試験 問1(IPA)システム監査人の行動規範を定めたシステム監査基準に関する説明として,適切なものはどれか。
正解:システム監査業務の品質を確保し,有効かつ効率的に監査業務を実施するための基準を定めたものである。
要点:システム監査基準は監査人の行動規範、管理基準は判断の尺度
システム監査基準は、システム監査人が守るべき行動規範と監査の実施方法を示し、監査業務の品質を確保して有効かつ効率的に監査を行えるようにするための基準である。監査で判断のものさしとして用いられる統制側の基準は、システム管理基準として別に定められている。
出典:平成28年度 秋期 ITパスポート試験 問54(IPA)システム監査で用いる判断尺度の選定方法に関する記述として、最も適切なものはどれか。
正解:システム監査のテーマに応じて、システム管理基準以外の基準を使用してもよい。
要点:判断尺度は監査テーマに応じて柔軟に選定できる
システム監査における判断尺度(監査の物差し)は、監査の目的やテーマに合わせて監査人が選定するものです。システム管理基準は代表的な尺度ですが唯一絶対ではなく、テーマによっては各種のガイドラインや業界基準、社内規程などを組み合わせて用いることができます。全項目を機械的に適用しなければならないという制約もありません。
出典:令和6年度 秋期 ITパスポート試験 問48(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。