責任追跡性とは?せきにんついせきせい
責任追跡性とは、システム上で行われた操作について、誰が・いつ・何をしたのかを後から一人に絞って追える性質。情報セキュリティの拡張要素の一つで、利用者ごとに別のアカウントを配ること、ログイン記録と操作ログを残すこと、権限の強いIDの利用を記録しておくことによって実現する。
最終更新:2026-10-09
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事故が起きたときにまずすべきは、何が起きたのかを事実として押さえることだが、記録が無ければ調べようがなく、次の対策も決められない。逆に、記録が残ると分かっていること自体が不正をためらわせる働きを持つ。だから侵入を防ぐ技術的な守りとは別に、後から追える状態を作ること自体が要件として置かれている。
具体例
サーバの設定を変更したときに「どのアカウントで、いつ、どの項目をどう変えたか」がログに残っていれば、後から不具合が出ても変更内容までさかのぼれる。権限の強い管理者用IDを使う場合は、申請した本人と作業時刻を別途記録しておく。
試験での引っ掛け
1つのアカウントを複数人で使い回すと、操作の記録は残っても実行した人を特定できず、責任追跡性が失われる。ログを取ること自体が目的ではない点にも注意で、時刻がずれていたり保存期間が短すぎたりすれば追えない。本人になりすましていないことを示す真正性、後から「やっていない」と言わせない否認防止とは、それぞれ別の要素である。
関連用語
出典・参考
公式シラバスの3 技術要素 > 1. 情報セキュリティ > (1) 情報セキュリティの目的と考え方に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。