丸め誤差とは?まるめごさ
丸め誤差とは、コンピュータが扱える桁数には限りがあるため、表しきれない下位の桁を四捨五入・切上げ・切捨てで処理したときに生じる誤差。浮動小数点数(小数を「仮数×2 の指数乗」の形で表す方法)では仮数部の桁数を超えた部分が丸められる。10 進数の 0.1 は 2 進数では無限に続く小数になるため、計算を始める前から少しずれている。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →背景
メモリやレジスタのビット数は有限なので、どんな数でも正確に持てるわけではない。その結果、計算をくり返すと小さなずれが積み重なる。
具体例
JavaScript で 0.1 + 0.2 を計算すると 0.30000000000000004 になり、0.3 と等しいかを比べると「等しくない」と判定される。ネット通販の金額計算で小数のまま足し算をくり返すと、このずれで 1 円合わないことが起きるため、金額は整数(円単位)で扱うのが普通。
試験での引っ掛け
打切り誤差(無限に続く計算を途中でやめることで生じる誤差)と混同しやすい。また、絶対値のほぼ等しい数どうしの引き算で有効桁が減る「桁落ち」、大きい数に非常に小さい数を足して小さい数が反映されない「情報落ち」も、丸め誤差とは別の名前で区別して問われる。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:令和7年度 公開問題 基本情報技術者試験 科目A 問2(IPA)
浮動小数点形式で表現された数値の演算結果における丸め誤差の説明はどれか。
正解:数表現のけた数に限度があるので,最下位けたより小さい部分について四捨五入や切上げ,切捨てを行うことによって生じる誤差である。
要点:丸め誤差は有限桁ゆえの四捨五入等で生じる誤差
丸め誤差は、扱える桁数に限りがあるために、表現しきれない下位の部分を四捨五入・切上げ・切捨てで処理した結果生じる誤差である。浮動小数点数では仮数部の桁数が有限なので必ず起こりうる。桁あふれや情報落ち、桁落ちとは発生の原因が異なるので区別する。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。