検査特性曲線(OC曲線)とは?けんさとくせいきょくせん
検査特性曲線(OC曲線)とは、抜取検査において、ロットの不良率を横軸、そのロットが合格と判定される確率を縦軸に取って描いた曲線。抜き取る個数と合格判定個数の組合せごとに形が決まり、良いロットを誤って不合格にする確率と、悪いロットを見逃して通してしまう確率がどれだけあるかを読み取れる。
最終更新:2026-10-09
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全数検査ができない場面では、一部を抜いて調べる以上、判定を誤る可能性が必ず残る。良品ばかりのロットをたまたま不合格にすることも、不良の多いロットを通してしまうこともある。この誤りをゼロにはできないので、どの程度に抑えるかを設計する必要がある。抜取個数と合格判定個数を変えたときに誤りの確率がどう動くかを、目に見える形にしたのがこの曲線である。
具体例
100個のロットから10個を抜き、不良が0個なら合格とする方式では、不良率1%のロットはおよそ9割の確率で合格するが、不良率20%のロットも1割ほどは合格してしまう。抜取個数を50個へ増やすと曲線の立ち上がりが急になり、不良率の高いロットが合格する確率は大きく下がる。
試験での引っ掛け
縦軸を不良率と読み違える誤りが定番。縦軸はロットが合格する確率で、横軸のほうがロットの不良率である。また同じ「サンプリング」でも、これは製造の抜取検査の話であり、監査の試査とは別の文脈にある。抜取個数を増やすほど曲線は急になって判別力は上がるが、検査の手間と費用も増えるという裏返しも押さえる。
関連用語
出た過去問
出典:平成28年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問77(IPA)
品質管理における検査特性曲線(OC曲線)は,通常,横軸にロットの不良率を,縦軸にはロットの合格率を目盛ったものである。大きさNのロットから,大きさnのサンプルを…
正解:縦軸上の同じ点から交差せずに始まり、c=0が最も急に下がり、次にc=1、最も緩やかに下がるのがc=2という順。
要点:合格判定個数cを大きくするほど合格率の曲線は上に寄る
OC曲線は不良率が0のとき合格率が1となるので、cの値にかかわらず全ての曲線が同じ点から出発する。合格判定個数cを大きくするほど合格と判定されやすくなるため、同じ不良率での合格率は高くなる。したがって曲線は共通の出発点から分かれ、c=0が最も急に下がり、c=1、c=2の順に緩やかになる。
出典:平成30年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問76(IPA)
抜取り検査において、ある不良率のロットがどれだけの確率で合格するかを知ることができるものはどれか。
正解:OC曲線
要点:OC曲線は不良率とロットの合格確率の関係を表す
OC曲線(検査特性曲線)は、横軸にロットの不良率、縦軸にそのロットが合格する確率をとったグラフである。抜取り検査の方式を決める際に、生産者危険と消費者危険の大きさを見積もるために用いる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。