抜取検査とは?ぬきとりけんさ
抜取検査とは、製品のまとまり(ロット)から一部だけを抜き取って検査し、その結果でロット全体を合格にするか不合格にするかを決める検査方式。全部を調べる全数検査より費用と時間を大きく減らせる一方、一部から全体を推測するため、良いロットを不合格にする誤り(生産者危険)と、悪いロットを合格にしてしまう誤り(消費者危険)が必ず残る。
最終更新:2026-10-10
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大量に作る部品を1個ずつすべて検査すると、検査の費用と時間が製品の価値に見合わなくなる。さらに、缶詰の中身や電球の寿命のように、調べると製品が使えなくなる検査(破壊検査)は全数ではそもそも行えない。そこで一部を調べて全体を判断し、その判断の誤りの大きさを確率で管理する方法が使われるようになった。
具体例
1,000個のロットから50個を抜き取り、不良品が1個以下なら合格、2個以上なら不合格と決める、というのが抜取検査の決め方の例である。この「抜き取る個数」と「合格とする不良品の個数」を変えたときに、ロットの不良率ごとの合格する確率がどう変わるかを描いたグラフが OC 曲線(検査特性曲線)である。
試験での引っ掛け
OC 曲線は横軸がロットの不良率、縦軸がロットの合格する確率で、不良率が上がるほど合格の確率は下がる。抜き取る個数を増やすほど曲線は急になり、良いロットと悪いロットを見分ける精度が上がるが、検査費用は増える。生産者危険(良いロットを落とす)と消費者危険(悪いロットを通す)の向きを入れ替えた選択肢に注意する。
関連用語
出た過去問
出典:平成30年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問76(IPA)
抜取り検査において、ある不良率のロットがどれだけの確率で合格するかを知ることができるものはどれか。
正解:OC曲線
要点:OC曲線は不良率とロットの合格確率の関係を表す
OC曲線(検査特性曲線)は、横軸にロットの不良率、縦軸にそのロットが合格する確率をとったグラフである。抜取り検査の方式を決める際に、生産者危険と消費者危険の大きさを見積もるために用いる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。