成熟期とは?せいじゅくき
成熟期とは、製品ライフサイクルの第3段階で、製品が市場に行き渡って売上の伸びが止まり、需要が買い替え中心になる時期。競合が出そろって性能差が小さくなるため価格競争に入りやすく、新規顧客の獲得より既存顧客の維持や、ブランド・付随サービスによる差別化に軸足を移す。
最終更新:2026-10-09
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同じ製品でも、売れ始めた時期と行き渡った後では打つべき手がまるで違う。導入期に効いた認知獲得の広告を、需要が飽和した市場で続けても売上は伸びない。市場の状態を時間の経過で4段階に分けて捉えれば、いま何に金を使うべきかを判断できる——この整理が製品ライフサイクルであり、成熟期は最も利益が出る一方で、次の柱を仕込まなければ衰退へ滑り込む段階として置かれている。
具体例
国内のガソリン乗用車や家庭用洗濯機は成熟期にあたり、買い替え需要が中心で各社の性能差も小さい。トヨタ自動車や花王のような企業は、この段階の製品から得た利益を、電動化や新カテゴリの商品開発といった次の柱へ回している。
試験での引っ掛け
成長期との取り違えに注意。売上が伸び続けていれば成長期、伸びが鈍って横ばいなら成熟期である。売上が減り始めるのは衰退期であり、成熟期は高い水準で止まる段階を指す。利益が最大になるのは成熟期になりやすく、売上の伸びと利益の大きさが一致しない点も問われる。
関連用語
出た過去問
出典:平成30年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問70(IPA)
技術は,理想とする技術を目指す過程において,導入期,成長期,成熟期,衰退期,そして次の技術フェーズに移行するという進化の過程をたどる。この技術進化過程を表すもの…
正解:技術のSカーブ
要点:技術のSカーブは技術の性能向上の飽和過程を表す
技術のSカーブは、投入した資源や時間に対する技術の性能向上を表した曲線で、導入期は伸びが緩やかで、成長期に急伸し、成熟期には限界に近づいて頭打ちになるS字を描く。頭打ちの時点が次の技術へ移行する目安となる。
出典:平成30年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問68(IPA)
プロダクトライフサイクルにおける成熟期の特徴はどれか。
正解:需要が大きくなり、製品の差別化や市場の細分化が明確になってくる。競争者間の競争も激化し、新品種の追加やコストダウンが重要となる。
要点:成熟期は競争激化により差別化とコストダウンが鍵になる
成熟期は需要が大きく伸び切り、市場が飽和に近づく段階である。競合が出そろって競争が激化するため、製品の差別化や市場の細分化、新品種の追加やコストダウンによる収益確保が重要になる。
出典・参考
公式シラバスの8 経営戦略 > 2. マーケティング > (2) マーケティング戦略に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。