取締役とは?とりしまりやく
取締役とは、会社法に基づき、株主総会で選ばれて会社の業務執行を担う役員。取締役会を置く会社では、その構成員として重要な業務執行を決定し、代表取締役の職務を監督する。会社に対して善良な管理者としての注意義務と忠実義務を負い、任務を怠って損害を与えれば賠償責任を問われる。
最終更新:2026-10-09
この語が出る過去問を解く →背景
会社に資金を出す株主と、日々の経営を行う人は同じとは限らない。所有と経営が分かれると、出資者は経営を任せた相手が本当に自分たちの利益のために動いているかを直接には確かめられなくなる。そこで、株主が総会で任せる人を選び、その権限と義務、果たせなかったときの責任までを法律で定めておく必要が生じる。取締役という地位は、この委任関係を成り立たせるために置かれている。
具体例
会社法は、取締役会を設置する会社では取締役を3人以上置くことを求めている。上場企業では社内出身者だけで固めず、東京証券取引所のコーポレートガバナンス・コードに沿って社外取締役を複数選任する例が一般的になっている。
試験での引っ掛け
監査役と役割が違う。業務を執行し重要事項を決定するのが取締役、その職務の執行を監査するのが監査役である。また情報システムの安全管理を現場任せにはできず、内部統制システムの整備が取締役会の決議事項として会社法に定められている点も問われる。
関連用語
出た過去問
出典:平成30年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問60(IPA)解説で登場
我が国の証券取引所に上場している企業において,内部統制の整備及び運用に最終的な責任を負っている者は誰か。
正解:経営者
要点:内部統制の整備・運用の最終責任者は経営者
内部統制は、業務の有効性・効率性、財務報告の信頼性、法令遵守、資産の保全を達成するために組織内に整備・運用される仕組みであり、その整備と運用に最終責任を負うのは経営者である。監査役や取締役会はこれを監視・監督する立場にある。
出典:平成28年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問75(IPA)解説で登場
企業経営の透明性を確保するために,企業は誰のために経営を行っているか,トップマネジメントの構造はどうなっているか,組織内部に自浄能力をもっているかなどの視点で,…
正解:コーポレートガバナンス
要点:コーポレートガバナンスは経営を監督し透明性を保つ仕組み
コーポレートガバナンスは、企業が誰のために経営されているかを明らかにし、経営者を監督・監視する仕組みである。社外取締役や監査役会などを通じて経営の暴走や不正を抑え、透明性と自浄能力を確保することを狙いとする。
出典・参考
公式シラバスの9 企業と法務 > 4. その他の法律・ガイドライン・技術者倫理 > (5) その他の法律・基準に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。