ロングテールとは?ろんぐているまーけてぃんぐ
ロングテールとは、ほとんど売れない商品を多品種そろえ、その合計で売上の大きな部分を稼ぐという考え方。売上順に商品を並べた図で、右へ細く長く伸びる尾(テール)の部分を指す。棚と在庫の制約が小さいネット通販だからこそ成り立つ話で、売場が限られる実店舗では同じことができない。
最終更新:2026-10-09
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実店舗は棚の面積にも在庫にも費用がかかるため、回転の速い上位商品しか置けなかった。ネット通販では在庫を1か所に集約でき、掲載も検索に任せられるので、1年に数個しか売れない商品を並べる費用がほぼゼロになる。制約が変われば品揃えの最適解も変わる、という話であり、クリス・アンダーソンが2004年に提唱した。
具体例
Amazonの書籍や、Apple MusicやSpotifyの楽曲がその典型である。街の店には並ばない古い曲や専門書がそろっており、一つひとつの販売数や再生回数は少なくても、その合計は無視できない規模になる。
試験での引っ掛け
売上の大半を上位2割が占めるとするパレートの法則とは逆向きの見方である点が問われる。「品揃えを増やせば儲かる」という話ではなく、在庫と陳列の費用が低いことが前提条件になる。実店舗にそのまま当てはめると誤りになる。
関連用語
出た過去問
出典:平成28年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問74(IPA)
ロングテールを説明したものはどれか。
正解:インターネットを活用したオンラインショップなどでは,販売機会が少ない商品でもアイテム数を幅広く取りそろえることによって,機会損失のリスクを減らす効果がある。
要点:ロングテールは売れ筋以外の多品種の合計が収益を生む
ロングテールは、売れ筋ではない多数の商品の売上を合計すると無視できない規模になるという考え方である。実店舗と違って陳列棚の制約がないネット販売では、幅広い品ぞろえを維持でき、少量しか売れない商品からも収益を得て機会損失を減らせる。
出典:平成30年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問74(IPA)
ロングテールの説明はどれか。
正解:インターネットショッピングで、売上の全体に対して、あまり売れない商品群の売上合計が無視できない割合になっていること
要点:ロングテールは少量販売商品の売上合計が無視できないこと
ロングテールは、販売数量の多い順に商品を並べたグラフが、長い尾を引く形になることに由来する概念である。陳列面積の制約が小さいネット販売では、個々はあまり売れない商品を数多く扱えるため、その売上合計が全体で無視できない割合を占める。
出典:令和4年度 公開問題 基本情報技術者試験 科目A 問55(IPA)
ロングテールの説明はどれか。
正解:インターネットショッピングで、売上の全体に対して、あまり売れない商品群の売上合計が無視できない割合になっていること
要点:売れ筋以外の多数の商品の売上合計が無視できない現象
ロングテールとは、販売数量の少ない商品を数多く並べたとき、その売上の合計が全体の中で無視できない大きさになる現象である。実店舗と違って陳列棚の制約がないインターネット販売では、needsの細かい商品まで幅広く扱えるため、この効果が現れやすい。少数の売れ筋に集中する従来の考え方と対をなす。
出典:令和7年度 公開問題 基本情報技術者試験 科目A 問18(IPA)
物販事業において,ロングテールをビジネスとして成功させるために必要な施策はどれか。
正解:豊富な品ぞろえと,在庫コストや配送費用を抑えるための大規模な物流センタの構築や活用
要点:ロングテールは多品種と低コスト物流の両立が要
ロングテールは、個々の売上は小さいが種類の多い商品群を幅広く取りそろえ、その合計で大きな売上を得るビジネスモデルである。成立させるには膨大な品ぞろえを維持しつつ、在庫や配送のコストを抑える仕組みが欠かせない。大規模な物流センタの構築・活用がその鍵になる。
出典・参考
公式シラバスの8 経営戦略 > 3. e-ビジネス > (1) EC(Electronic Commerce:電子商取引)に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。